世界の果てとエンドレスワンダーラスト

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ヨーロッパ周遊旅行回想録(3)楽しいけど寒い!イスタンブール観光1日目

TKで無事イスタンブール・アタチュルク空港に到着し、地下鉄の始発を待って市内に向かいます。

▼前回の記事はこちら。

endlesswanderlust.hatenablog.com

 

午前5時半、もう6時に近かっただろうか、やっと地下鉄が動き出しました。

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地下鉄の内部はこんな感じ。海外でよくあるタイプの車両で、意外と清潔です。

 

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空港から市街地への最安アクセスは、空港直結の地下鉄でZeytinburnu駅まで行き、そこで路面電車に乗り換える、という方法。もちろんこの方法で行きました。

 

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6時過ぎなのでかなり薄暗いです。そして、寒い。本当に寒い

 

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薄暗いですが路面電車が見えました。ヨーロッパのトラムっぽくて、なかなかおしゃれですね。

 

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路面電車に乗り換えました。

 

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これは新しい車両なのか、中も清潔で性能も良さそうです。

 

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車窓は、工業地帯やニュータウンのようなところを越え、徐々にトルコらしくなってきました。

 

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モスクが見えます。良いですね、トルコに来た実感が湧いてきました

 

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まずは今晩の宿に荷物を置きに行きたいので、最寄りのCemberlitas駅で降ります。

 

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旧市街らしくて良い雰囲気です。見た目だけはね。ほんと、実際はこの時点でかなり寒くて、凍えていましたw

 

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宿はどうやら坂の下のほうにあるようです。坂の下の雲だなこりゃあ。w

 

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一応宿はこのあたりらしいのだが・・なかなか見つからず、小一時間歩き回りましたw

 

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それもそのはず、安宿なので看板も簡素で、これじゃ見つけるのが大変です。今晩の宿はAst Hotelという家族経営?と思わしき3つ星宿。初日は疲れているだろうということで、ドミではなく個室の部屋にしました。

 

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荷物を預けると、「まだ部屋は開いてないけど、朝なら食べて行っていいよ、屋上にあるから」とフロントのおっちゃんから声をかけてもらった。これは助かるわぁ、ということで屋上の食堂でコーヒーだけちゃっかりもらいました。(TKのフライト直後だったのであまり空腹ではなかったのですw)

 

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この時点で朝7時過ぎくらい。寒い、本当に寒い。この後ロンドンやモスクワも行きましたが、体感温度としてはイスタンブールが一番寒かった。散策中ずっと身震いが止まらなかったのを覚えてますわ。

 

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曇りがちなのと、まだ三月だからかとにかく寒いという記憶しかないw それでもこの古びた東欧のような街並み、個人的には萌えますね。体は冷えてるけど気分は高まりました。

 

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宿のトロいWifiを使って、今日の観光情報を調べます。日本でも事前に調べていたのだが、イスタンブールは複雑な造りをしている都市で、ブルーモスクなどがある旧市街、ガラタ橋の北側にある新市街があり、その2つを合わせてヨーロッパ側と呼ばれるらしい。その東にあるがアジア側で、船と橋で結ばれておりアジア側は目立った観光地はないものの伝統的な街並みが残っているらしい。今回はとりあえずヨーロッパ側の有名な観光スポットだけ回ってみることに。

 

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宿から程近いところには、有名なブルーモスクが。ここから徒歩圏内の宿を探した甲斐があった。こちらには明朝入る予定。

 

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こちらはアヤソフィア。アラビア風なんだけどどこかヨーロッパっぽさを感じるところ、これがイスタンブールの魅力で人気の理由かと。

 

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イスタンブール・第一のスポットはこちらの地下貯水場に行ってみることに。トルコ語では「シリカ・シスタン」と言います。何でも、ゲームに出てきそうな神殿風の建築が魅力なんだとか。

 

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地下に降りてみると、おおっ、確かにこれは見応えあるわ。ゲームというか、どちらかというとハリーポッターのような映画に出てきそうかな。奥に王女のミイラと隠し財宝がひっそりと眠っている、みたいなストーリーが想起されます。朝早かったので、少し並ぶだけで入場できた。

 

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地下なのに魚が泳いでいるのが何ともね。ここは映画の撮影に使えそう。

 

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ここのもう一つの見所はこれ。逆さになったメデューサの顔。何故こうなったかは諸説あるようだが、ここは20リラ(当時のレートで800円くらい)かかるがそれだけの価値はあると思う。

 

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今日は観光に忙しいので地下宮殿を見終わったら早々と地上に出てきます。ここからまたトラムに乗り、3駅進んで、Eminonuへ向かう。

 

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Eminonuは海辺の目の前にあり、ここから海峡連絡フェリーや遊覧船が発着している。

 

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海が見えました。左に見える橋がガラタ橋で、旧市街と新市街側の半島を結んでいます

 

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ガラタ橋はトラムでも渡れますが、ここは敢えて景色を楽しみたいので徒歩で渡ります。観光客はこぞって徒歩で渡っている感じですね。

 

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正確にはボスポラス海峡はここの東側のことを言うのだが、これがボスポラス海峡かと。日本の関門海峡もそうだけど、陸と陸がせめぎ合う海峡って素敵ですよね。これは来てよかったわーと思った瞬間でした。

 

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かすかに見えるモスクの数々、行き交う船、陸には旧市街・・と、素敵過ぎてほろりときてしまいます。多くの旅人を引き付けている理由がよくわかります。

 

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橋を渡るとこちらは新市街。丘のてっぺんにあるとんがり屋根が「ガラタ塔」。

 

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とりあえずガラタ棟まで徒歩で行ってみることにします。私にしてはこの時はかなり歩きました。

 

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トルコのお土産屋、いかにもアラビアンなランプの数々が売られています。買いたいけど途中で壊れそうで買えませんw

 

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これがガラタ塔。意外と小さいですw ここに登って見る景色も格別なのだそうだが、入場料に外国人価格が設定されておりこの時は1500円程度。先ほどの橋からの眺めで十分楽しんだので、よしイスタンブールにはまた来よう、と言い聞かせ今回はパスしましたw(ケチったとも言う)

 

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ガラタ塔~タクシム広場あたりまでは、イスタンブールでも有数の歩行者天国・買い物街になっていて、この時間では人は疎らだったが15時過ぎには大混雑だった。

 

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この時既に11時過ぎ。そろそろ腹が減ってきたところで、良さそうなレストランを発見。

 

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世界三大料理にも数えられるトルコ料理、通行客に見えるようにディスプレイされています。これは旨そう・・・ということでここで昼食にしました。

 

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簡単な英語なら通じて、指差しで注文ができました。トルコ風ナスの肉詰め(カルヌヤルクと言うらしい)と、牛肉と野菜の煮込みライス。良く味が染みててこれは美味! 意外と物価が高くてこれで800円くらいでした(現在はもっと安いはず)。

 

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タクシム広場までは1駅ですが地下鉄を使うことに。寒すぎて外を歩くのもだんだん億劫になってきます。

 

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イスタンブールの影を模った塗装。ミナレットがいかにもアラビアンでイカしてます。

 

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こちらがタクシム広場。これも意外と小さいw 去年テロがあった場所ですが、確かに人が多く集まるところです。早く沈静化してほしいものですね。

 

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こちらは新市街だけあって新しい建物もちらほら見えます。とは言っても、トルコって一歩裏路地に入ればバンコクのカオサンロードのようなディープな路地裏が広がってるのだが。

 

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タクシム広場の目の前にあったスタバで暖を取り、しばし休憩。ところどころで休まないと、本当に寒くて体力を奪われます。確か気温は4度くらいだったと記憶しているけど、体感温度としてはマイナスかよ!ってぐらい寒くて、鼻水が止まりませんでしたw

 

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帰りはガラタ橋まで歩いて戻ります。帰りは下り坂なのでだいぶ楽。

 

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トルコ菓子。TKの機内で食べたけど、乾燥してて豆が多用されてて、自分は得意ではないかなw

 

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日本でもお馴染み、ケバブを発見。せっかくなので本場で食べてみることに。

 

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まずくはないけど、日本で食べるのよりもパンが硬くて、特段印象には残らなかったorz

 

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そんなこんなでガラタ橋の端まで戻ってきた。今日は一日中歩きっぱなしなのでさすがに疲れてきました。

 

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新市街側の海辺にはちょっとした市場が広げられていて、魚やら野菜などの生鮮食品が売られている。これは地元民向けかな。

 

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旅先のマーケットを見るのはなかなか新鮮だったりします。この時は寒くて写真を撮るのが精一杯でしたがw

 

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それでもマーケット前からはこんな景色が見えて、モスクと海峡が見えるのは素敵だなと思いました。

 

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ここで、夜景を撮影すべく、日没までカフェで時間をつぶすことに。ちょうど暖を取りたいし喉も乾いていたのでちょうどよかったのだ。しかし、イスタンブールって何でこんなに寒いのだろうか?海辺の街だからさほどでもないかなと思って舐めていた自分が愚かでしたw

 

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これはトルコ式紅茶のチャイ。これは甘くて飲みやすくて美味しかった。

 

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そろそろ日が暮れてきたが、まだ夜景撮影には早いので先に夕食を摂ることに。

ガラタ橋は、実は歩道橋の下はレストラン街になっていて、観光客向けのボッタクリ店がひしめき合っています。

 

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適当に雰囲気が良さそうな店を選んでは入ってみました。頼んだのは、トルコ風ハンバーグとポテトのプレート。味は悪くはないのだが、昼間に食べたところと比べるとやはり観光客向けというか、やんわりしたお味。量はボリューミーなので食べたらお腹パンパンでしたけどね。お会計は外国人価格の900円くらい。

 

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食後にはトルコ風コーヒーを頼んでみたが、・・・これが激マズw 飲み方が悪かったのかもしれないが、コーヒーの豆をそのままお湯で溶かしたような感じで粉っぽい舌触りだし、いくら砂糖を入れても苦いw 今度はトルココーヒーの飲み方をちゃんと調べておこうと思う。

 

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日没後は、想像通り、ライトアップされたモスクに水面が反射し、幻想的な夜景が見られる。これは待った甲斐がありました。

 

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雨も降ってきて、本格的に寒いのでそろそろ宿に戻ります。これはトラムの駅。

 

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宿近くのスルタンアフメットを降りると、これまたライトアップされた建築の数々。

 

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これは美しい・・。パリやローマの美しさとは別に、こちらは妖しげでミステリアスな美しさが感じられます。

 

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もうここまで見られれば文句ありません。初っ端から一日中歩いて、飛ばし過ぎましたw でも見たかった場所は回れたので、満足でした。

 

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宿近くの薄暗い危なっかしい雰囲気が最高です。もう少し治安が落ち着いたら深夜俳諧をしたい街の一つです(やめておけ)。こうしてイスタンブールの夜は更けていきます。(続く)