ヨーロッパ周遊旅行回想録(16)憧れのモロッコを行く⑥内陸の古都メクネスへ
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ラバト観光を終え、内陸のメクネスへと移動します。メクネスはかつて半世紀ほどだが首都だったことがあったが、その後マラケシュやフェズが栄えていき、今は古都としてひっそりと佇んでいるとのこと。当初は予定になかったのだが、モロッコに着いてから情報収集したところ、ちょうどラバトとフェズの間に位置するので一泊してみることに。
下の図で言うと、今日はラバト→メクネスの列車移動です。
ラバト→メクネスの移動
ラバトVille駅に戻ってきました。ラバト→メクネスは国鉄で約2時間の道のり。
駅で適当に買ったアップルジュース。ラバト→メクネスの運賃は65MAD(≒700円)でした。
列車に乗り込みます。今日はまた違ったタイプの車両。今回は長距離列車用?の客車です(ストラップの映り込みスミマセン)
列車内は・・・
欧州風のコンパートメントの座席で良い感じ。これは映画みたいで旅情がありますね。
汚い写真になりますがw、トイレも一応使えるほどの清潔さではあります。アジアの古い車両のトイレはもっと酷いですから。
なぜか紙がピンク色でしたw
列車はどんどん内陸に進みます
どこか、スペインやイタリアのような風景ですね。モロッコでこんな景色が見られるとは思いませんでした。
それもそのはずで、メクネスはモロッコのワインの名産地らしいです。それだけ南欧の気候・植生に似ているということでしょう。
メクネスでどうにか旧市街に辿り着く
そろそろメクネス内に入ってきました。が、ここで問題が・・ メクネスには大きい駅が二つあり、Gare Al Amir Abdul Kaber(アル・アミール・アブドゥル・カベ)とMeknesのうち、前者が新市街にも旧市街にも近いのだが・・急きょ決めた予定のためそこまで理解しておらず、勘違いしてMeknes駅まで乗ってしまったのでした。
駅を降りてGPSを確認して、どうやら駅を間違えていたことがやっとわかりましたw
とは言ってもここまで来てしまったので、どうにか旧市街に行く方法を見つけなければ。
通行人や駅員に聞いたところ、どうやら路線バスがあるらしい・・
無事路線バスに飛び乗りました
旧市街と新市街の間には谷があり、ちゃんと旧市街に進んでいるよう。
無事旧市街入口に到着しました。汗
メクネスはあまり観光化されていないので、ローカルな様子が見れます。
東南アジアのナイトマーケットに似ていますね。人の様子や服装から、あまりアフリカっぽさは感じません。
良い具合に暗くなってきました。
ホテルに突撃
メクネスにも宿はいくつかありますが、ウェブで予約ができるところはちょっと高めです。ここでもまた当日滑り込みで今晩の宿探しに挑戦。
旧市街のメインゲート、マンスール門。
ホテル・レストランが立ち並ぶエリアに入ると、良い雰囲気(危険な香りもする)な路地ばかりに。
歩き方に載っていた、まともそうな宿、Moroc Hotelで交渉。
「今日部屋は空いているかい?」
「あぁ」
「暖かいシャワーは出るかい?」←ここ重要
「もちろんさ」
ということで、あっさりと交渉成立。レートは一人部屋素泊まりで2000円弱だったと記憶しています。
(▼参照)昨日の宿よりも、荷物を置くスペースもあるし、デスクもあるしでかなりマシになりました。笑
これは翌朝撮った写真ですが、まずまずのエコノミーホテルだったと思います。今回モロッコで泊まったなかでは一番良かったかも笑
夜のメクネスを散策
ホテルの前はこのようなレストラン・ショップ街になっている。
道端から見える、香ばしいソーセージが目に留まり・・
1個買ってみました。おそらく、ラム?のソーセージと玉ねぎをパンに挟んだだけのものですが、これは美味かった。100円くらいでした。
それだけでは足りないので、別のレストランに入り・・
サラダを注文。ポテトとトマト、穀物のサラダで、300円くらいだったかなぁ?
腹ごしらえした後は夜の街を散策してみます。
城壁に囲まれた古都メクネス、良いですね。途上国にありがちな「街灯が薄暗くて不気味な路地」ということもなく、十分明るいので治安が悪い感じはしません。
城壁とランプの組み合わせが何とも言えない雰囲気。
この時は過ごしやすい気温でしたが、年中通して寒くはならないので、こういう植生も見られます。
路地裏はさすがに雰囲気があり過ぎますねw ただ、モロッコは政情的にも安定していいてフランス語が通じるので、私が安心しきっていたのかあまり怖いという感じはしません。特別治安が悪いところでなければ、どこの国でも夜の散策もありですね。オドオドしているのが一番カモになってしまいます。女性も、タフな方は是非。
急遽予定に組み込んだメクネス、来て正解でした。静かな古都の夜は更けていきます。
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