ヨーロッパ周遊旅行回想録(20)憧れのモロッコを行く(最終日)出国時にまさかのトラブル発生!
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諸事情でしばらく更新が滞ってしまいましたが、ぼちぼち再開したいと思いますm(__)m
今回はモロッコの最終日、いよいよ出国編です。ここからスペインのバルセロナまでは飛行機移動します。しかし、ここでまさかのトラブルが発生…!
空港へ向かうバスで、まさかの・・・
フェズの空港は、フェズ市の郊外にある小さな地方空港。滞在していたフェズ旧市街からは、バスで一旦フェズ駅まで戻り、バスを乗り換えたうえで、空港へ向かう必要がある。
ルシーフ広場~新市街へはバス19番か29番で。ここまでは問題なし。
フェズ駅前を彷徨うこと数分、無事Aeroport(空港)の文字があるバス停を発見、ここから空港行きへ乗り換え。
駅前でも空き地が目立つバス停からバスへ乗り込みます。空港までのバスは16番。時刻表通りに来なくて10分くらいヒヤヒヤしたけど、何とかバスが来て、乗り込みました。
空港行きバスとは言っても、車両は普通の路線バスと変わらない小型バス。そこそこ乗客は乗っていたので、地元の足としても活用されているのかもしれない。
バスで走ること数分。
・・・ここで異変に気が付きました。
・・・!?
スマホがない・・・!!!
さっきポケットに入れたはずの、スマホが無い!!ことに気が付きました。
・・・いやいや、ポケットに入れたと勘違いして、実はカバンに入っていたとか、奥深くに紛れ込んでいたとか、そういう経験は今まで何度もあったので、バッグの中を全部取り出して(←※バスなかでこの行為も危険です) 探しました。
しかし。
ない!!!orz
この時点で冷静に私は悟りました。
ああ、スラれたのね、ついにやっちまった
と。
考えてもみれば、バスに乗り込むときに、何やらお尻を触られたような気がしたので、その時にスラれたのかもと。この時は、つい魔がさしてポケットにスマホを入れてしまったのでした。海外ではスマホや財布はカバンにしまうのが鉄則なのに・・。もしかしたら単に落としただけなのかもしれませんが、とにかく無くなってしまったのです。
ここまで来てしまうと、もうどうしようもありません。
取り返すとは言っても、犯人は誰なのかもわからないし、バスから既に降りてしまっているかもしれない。しかも、この2時間後にはフライトが控えており、市街地まで戻っている時間もありません。LCCなので変更もきかないし、今日のフライトを逃したら次のフライトは4日後、という状況。
さぁどうするか。
ここまで来たら、空港まで行って、そのまま出国するしかない。
話はそれからだ。
と、潔く諦めて、そのまま空港に向かうことにしました。
途中、異変に気付いたモロッコ人の女子グループが私に話しかけてきました。
一人は英語がわかるようで、「あら、それは大変ね。私のスマホ使う?電話かけてみたら?」とは言ってくれたのですが、、いやスマホにSIMが入っていないからどうせ圏外なんだってばという始末。
「あなた、モロッコ好き?どうだった?また来たい?」と言われたので、こんなことがなければ、Of course! と答えたかったんですが、Haha, so so(はは、まぁまぁかな).と答えたら、苦笑いしていましたw が、内心私はモロッコ人の優しさにちょっと感動していました。
バスは順調に走り続け、乗客はほとんど皆無になったところで、やっと空港まで着きました。ここまで40分くらいなのに、自分には2時間くらいの道のりに感じられました。
空港手前のバス停で降り、フェズ空港へ入ります。こういう時に限って空は潔く快晴なんですわ(涙)。
フェズ空港は小さいながらも、新しくて清潔な空港でした。
さぁ、ここからどうするか。どうしようか。まずはチェックインを済ませ、こんなときのために持ってきた保険のパンフレットを確認します。
続く。