ヨーロッパ周遊旅行回想録(22)四苦八苦のバルセロナ観光
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モロッコでスマホを掏られて、何とかスペインまでやってきて保険会社にも連絡がついたものの、さて空港からホテルまで無事辿り着けるのか? 今回は四苦八苦しながらバルセロナをスピード観光することに。
バルセロナ・エル・プラット空港→市内
初のスペインは晴れ、気温は20℃弱と気分とは裏腹に快晴。ここエル・プラット空港はバルセロナの玄関口となっている空港で、ちゃっかりルパン三世にも描かれており、ちょうどこの辺りに銭形警部が立っている設定で一人興奮。
とりあえず日本の保険会社へ連絡はついたものの、ここからどうするか。こんなこともあろうかと空港から市内への行き方は頭に叩き込んでおいたので、バスへ飛び乗ります。エル・プラット空港⇔市内は、空港リムジンバス、鉄道、市バスがあり、市バスが一番安い。この時は料金徴取の機械が壊れてるから乗れ!と運転手に言われるがままに席へ。何と無料で市内まで行けてしまったw 初っ端からスペインの適当さを見せつけられてしまった。
空港からの市バスは、市内中心部のエスパーニャ広場まで。
宿に付くのも一苦労
今回の宿は、エスパーニャ広場から地下鉄で2駅行ったところにあるUrbany Hostel。この時は大通り沿いにあることだけは記憶していたので、エスパーニャ広場から歩いて探すことに・・。
歩くこと1㎞くらい、そろそろホステルが見えてきてもおかしくないのだが、全く見当たらない。そうこうしている間に陽も落ちてくるし、これはまずい・・と途方に暮れていると、運よく1ユーロで使えるネカフェ(のような店)を発見!! ここのパソコンで地図を確認し、やっとの思いでホステルに辿り着く。スマホがないとここまで詰むのかと改めて実感。
ホステルに着いて安堵したのか、空腹になってきたので目についたレストランに入ることに。
どうやらインド料理の店らしい。インド料理屋は、欧州では安く米が食べられる貴重な存在。
モロッコでは小麦しか食べていなかったので、数日ぶりに食べる米に感動。
スーパーを物色。日本では軽く400円くらいしそうなオリーブも、本場では1.5€と格安。
夕食のあとは、安堵したので少し街を散策。エスパーニャ広場の夜は美しい。
エスパーニャ広場から見える要塞のような建物は、カタルーニャ美術館。
この時の宿、Urbany Hostelは一泊11€ほどと格安だったが、設備が新しくてモロッコの宿とは雲泥の差。笑 今となってはこういうバックパッカー的な旅行も懐かしい。
朝食は簡素ながら4€でパン、ハム、チーズ、トマト食べ放題も付いてくるし、なかなかナイスなホステルだった。
サクラダファミリア~サン・パウ病院~グエル公園~カタルーニャ広場
翌日はバルセロナをスピード観光。この日の夜にはローマに飛ぶので、観光しつつどこかで中古スマホでも手に入れようと画策するも、果たして・・
曇りのバルセロナはちょっと肌寒い。
スリが多いと散々言われたバルセロナ地下鉄。
実際乗ってみると何てことはありません。
途中の国鉄駅で、運良く荷物預かりを発見。
まずはサグラダ・ファミリアへ。最寄りの地下鉄駅はSagrada Familiaとそのまま。
サグラダ・ファミリアはWeb上から観覧予約ができるのだが、受付に行ってみたら何と日付違いで予約していたことが判明。モロッコで疲れ切ったときに予約したのが仇となったか・・・。
まぁでも、ルパンのこのシーンと全く同じ景色を見れたので良し!
(『ルパン三世 TV SPECIAL お宝返却大作戦』)
取材旅行でもしたのかというくらいそっくり。サグラダ・ファミリアは次にバルセロナへ来た時の宿題に。
サグラダ・ファミリアの後、この周辺がおそらくバルセロナの歓楽街なのだろうと勝手に予想し、いくつかスマホショップを覗き込んでみる。50€くらいで適当な中古スマホでも売ってるかと期待したものの、どこも新品しかないと・・・。バンコク辺りだと中古スマホがゴロゴロ転がってるんだけどなぁ?と疑念が拭い去れないまま、100€の型落ち中華スマホを購入する羽目に。思わぬ出費となってしまった。
ちょうど昼時になったので目についたレストランで昼食。8€くらいだったろうか?
オムレツのオーソドックスなプレートだけど、ボリュームに満足。
スマホを手に入れて、水を得た魚のように元気になったので観光再開。こちらはスペインアラブ建築が特徴的なサン・パウ病院。
世界遺産にも登録されていて、実際に診療も行われていたらしいが2009年に閉鎖してしまったらしい。
せっかくだから入園したかったのだが、何と80分待ちと言われ、夜のフライトに間に合わないので退散。ここも次回の宿題。
最後にカタルーニャ広場。
この時は3月下旬、陽が出るとかなり暖かい。ロンドンとは人の服装も雰囲気も大違い。
夜のフライトへ間に合わすべく空港へ。この時は鉄道(スペイン国鉄Renfe)ルートを使ってみた。
シャトルバス>renfe>市バスの順に料金が安くなり治安は悪化するらしいが、特に必要がなければ鉄道か市バスで十分だなと感じた。
再びRyanairでローマへ
ここからは悪名高き?欧州LCCのRyanairでローマへ。
エル・プラット空港はターミナル1と2があるので注意。
RyanairはEU国籍者以外はチケットを空港で提示してスタンプを押してもらう必要がある。いろんな噂があるけれども、ちゃんと乗りこなせれば便利なLCCだと思う。
本場サングリア?を発見w
FR7070便(19:55バルセロナ発22:00ローマ着)。
今回は初めてのスペインだったが、心配していた治安面は何のその、何らトラブルなく出国できた。暖かいし物価は安いしで、再来を誓い、いざローマへ。(実際にこの2年後マドリッドに行きました)
続く