世界の果てとエンドレスワンダーラスト

ホテル宿泊記・ヒコーキ搭乗記・世界放浪旅行。Hotels, Stays, Airlines, and Trips All Around the World.

TVG乗車記・パリ→ジュネーブ@1等車/TVG Paris→Geneva(Class 1)

先日の欧州旅行で、フランスの高速鉄道TGVに乗ってきたのでその時の様子を残しておきたい。この時は奮発して1等車(ファーストクラスw)に乗ったのでその様子もご覧あれ。

まず、フランスの首都パリからスイス第二の都市ジュネーブへは直線距離で約500km、飛行機利用なら1時間片道1万円程度、高速バスで約7時間、高速鉄道で約3時間の道のりとなっている。


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私は当初飛行機利用を考えていたが、この時は飛行機が苦手な母と一緒の旅程のため、高速鉄道の一択に。日本の新幹線とは違い、料金はイールドマネジメントされており空席に応じて変動し、キャンセル不可の事前購入すると最も安く料金を抑えることができる。この時私が利用した列車は、2等車で一人7000円程度だったが、+3000円程度支払えば座席が広くなり食事が付くファーストクラスを利用できるようだったので、母と相談しファースト利用で行くことに。なんせ3時間も鉄道に乗りっぱなしなので、食事も付いて席が広いほうが絶対楽だ、と母を説得しましたw

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↑大人2人分の値段。3時間みっちし乗って、しかも1等、母はシニア割があるとは言え、悪くない値段だと思う。日本で3時間グランクラスに乗ったら倍はしますねw

チケットの手配は「レイルヨーロッパ」http://www.raileurope-japan.com/から。欧州のメジャーな高速鉄道のチケットが、日本からオンラインで手配できるようになっていて、チケットは予約後Eメールで送付されるPDFを印刷して持参する仕組み。もちろん現地で直接手配するのが一番安上がりなのだろうが、現地ではなかなか言葉の問題があったり運が悪いと希望の列車の席が取れなかったりするので、私的にはこちらで手配しておくのがオススメ。手数料も数百円程度なので。


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パリの出発駅はリヨン駅(Gare de Lyon)から。リヨンと言ってもフランスのリヨン市ではなく、そういう駅の名前になっているだけですw パリには大きなターミナル駅がいくつかあって、特にメジャーなパリ北駅(Gare de Nord)、パリ東駅(Gare de L'est)など、場所が全く異なるので要注意。

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リヨン駅は陽が射す明るい駅。どことなく旅情がある。改札はなく、列車内で検札がある仕組み。

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本日の列車はTGVのLyria、スイス直通列車。

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リヨン駅12:11発、ローザンヌ行き。ジュネーブでは途中で降りることになる。
欧州の列車は2階建て車両もよく見かけます。

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1等車のシート。飛行機のファーストとまではいかないものの、一昔前のビジネスクラスのような席w

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パリを出るとすぐ郊外に突入、畑が目立つ。
車両内のアナウンスはフランス語、英語、ドイツ語。時々フランス語・英語だけの場合もあり。

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ヨーロッパの田舎、牧歌的で癒される・・

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発車から1時間くらいすると、食事がワゴンで運ばれてくる。メインが肉、魚、スイーツの三択で、私は迷わず肉を選択。

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ビーフ、麦、ブルーチーズ、パン、トマトの冷製スープ、ガトーショコラといった内容。ドリンクもノンアルコールやワイン、ビールから選べるようになっていて、これだけでFクラス料金の元が取れちゃいますな。

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こちらは母のセレクト、魚。おそらく鮭か鱒。
ちなみに新聞のサービスもあったのだが、仏語のペーパー2紙だけとのことw 一応Figaroをもらっておいたが、辞書無しで新聞読めるほど仏語はわかりません・・国際列車なんだからせめて英字も欲しいところ。

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食事をしている間に、どんどん列車はフランス南東部へ向けて駆け抜ける。ジュネーブまでの間に停車駅は3駅しかないので速く感じます。

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食後のコーヒー/紅茶のサービスもあり、完全に飛行機をライバル視しているような?プチFクラス体験としては満足w

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ジュネーブに近づくに連れて、列車は山登りを始める。

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ニワカ鉄道ファンとして、一応列車内も探検しておくことに。2階建ての高速列車というのもなかなか日本ではお目にかかれないけど、海外だとよくあるようで。

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トイレとスーツケース置き場。

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列車内には簡単な売店・ラウンジもある。価格も市内で買うより少し高いかなという程度。

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1等車の雰囲気。気のせいかなんとなく年配の人が多い。

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4人掛けシート。

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足元にはフットレストとコンセントあり
ちなみに、欧州の列車は座席を回転することができない場合が多いので、進行方向と逆になってしまった場合はご愛嬌ということになるw(この時もそうでした)

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席が良いと目的地まではあっという間。フランスとスイスはシェンゲン協定内なので国境通過でもパスポートチェック等は一切なし。

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途中列車すれ違いで、20分ほど遅れてジュネーブに到着。

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どことなくパリの駅よりも清潔で整然とした印象がある。さすが高所得の国際都市。

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ジュネーブは取り立てて私が見たいのは噴水くらいだったのだが、母が憧れていて旅行最後の目的地に。せっかくなのでジュネーブも楽しもう!と意気込みますw

初のTVG体験となった今回の移動、鉄道での移動もなかなか乙だな~と思わせてくれた。私のフォロワーさんには飛行機好きが多いようだけど、ニワカ鉄道ファンとしては鉄道も推しておきますw 飛行機だと空港の行き来だけで3時間はロスしてしまうし、手続きも煩雑だけど、鉄道なら場合によっては飛行機より安上がりだし、市内からターミナル駅も近いのでオススメ。Fクラス食事付きなら更に快適ですよ。