アロフト広州天河・宿泊記/Aloft Guangzhou Tianhe
この日は予てから楽しみにしていた中国の広州へ初潜入。
中国は広東省、香港から列車で2時間半、深センからは1時間足らずで着いてしまう、これまた急成長中のアジアきっての大都市だ。中国では北京・上海に次ぐ1000万人規模の都市で、アフリカからの出稼ぎ労働者も多く、なんでも「第三世界の首都」とも呼ばれ、中国では裕福な地域の一つとなっている。 これだけの都市となるとホテル進出も好調で、リッツカールトン、ヒルトン、ウェスティン、シャングリラやら主要なプレイヤーは揃っており、しかも香港や上海よりもお安めレートで泊まれるホテラーにとっては有り難い地域でもある。そんな広州、私は何だか「広州」という地名にひどく爽快なかっこよさを感じていて、今回はやっと香港から足を伸ばした次第である。ホテルは有名どころに泊まっても良かったのだが、どうせなら絶賛開発中の真新しいホテルがいいなと思っていたら、ちょうど未経験のアロフトが新装オープンしたとの情報が。元々広州にはアロフト広州大学城という郊外に立地したホテルもあったが、今回行ってきたのは中心部の「天河」に位置するアロフト。
このホテルは新しいのでまだGoogle Mapには載っておらず、唯一見つけた正確な地図がagodaのものなので拝借して貼っておきます。
広州へは、香港の「紅ハム駅」と広州の「広州東駅」を結ぶ直通列車が通っているのだが、アロフトの最寄りは広州東駅からMRTで一駅の「林和西駅」になる。広州東駅から直接タクシーか徒歩でも行けるそうだが、距離を見て即却下w 中国のタクシーはお安いので荷物が多い人はタクシーもありかもしれないが、片言でも中国語が必須。
林和西駅を降りると、そこは摩天楼犇めくニュータウン。
カメラをズームするとアロフトが入居するビルが見える。ゆうに30階はありそうな建物だが、大陸のホテルは往々にして巨大なことが多いので驚くことなかれ。
林和西駅からは徒歩10分弱、かつての中国からは想像できないほどの清潔な街並みを通り、アロフトが入るタワーへ。
以前中国で地図が不正確だったがために1時間近く迷った経験があるのだが、今回はスムーズにアロフトに到着。
1階はただの玄関口なので、レセプションがある4階へ。
4階はいきなりアロフトワールド全開。写真では見たことがあったのだが、青・紫が基調のWホテルの廉価版、とは言っても過度にポップにならず安っぽくならず、清潔なので好印象。
翌朝の朝食は80元とのことで、このときに申し込んでおいた(これが失敗・・w)。
エレベーターホール。
部屋に着いてみると、今回はラッキーなことに、17Fの角部屋をアサインいただいた。
新しいホテルなんでハードは非の打ち所がない。ベッドも広いし、清掃も文句なし。
デスクもクローゼットも新品、かつUSB電源やHDMI端子もあり、機能性も抜群。
驚いたのはこのコーヒーマシン。ケトルとコーヒーパウダーがあるだけかと予想してたが、ドリップコーヒーが飲めるとは。
小さいながらもソファーやセーフティーボックスも完備。
カードキーもアロフト色。
水回りもよく清掃されていて、排水や水圧も問題なし。バスタブがあればなお良いんだけどなぁw(贅沢
安心したところで昼寝をしたらあっという間に19時過ぎにw 広州、ところどころまだ開発途上なんだが、建物が新しいので私のような新しいもの好きには落ち着く。
廊下はもう少しトーンダウンしても良いかもしれないな、という明るさ。
売店のRe:fuelも完備。ここのホテルはまだまだ知られていないのか、在庫は飲み物とスナックのみ。
レストランSeSaMee Tree入り口。
レストラン横では巨大な電子広告が頻りにレストランの宣伝を流している。
この日は広州に一泊なんで、夜景を撮りに外出。小雨が降ってきて気温も涼しくなる。
天河地区にはウェスティンやシェラトンも軒を連ねていて、特にウェスティンはワンブロック歩くだけで着いてしまう。中国ではこのワンブロックがデカくて疲れるんだがw
林和西駅の地図にはなんとアロフトがちゃんと描かれている。最寄りはD出口。
広州市街地から戻ると、公式サイト通りのアロフトの入り口がお出迎え。
今宵は初アロフトなんでホテルのバー、W XYZ barで一杯やります。
オリジナルカクテル、名前は失念してしまったが・・柑橘と蘭の味が効いたなかなか粋なカクテルだった。
ホテル内をちらほら撮影。アロフト、シェラトンやウェスティンと比べると小規模感があるが、小さいながらも必要なものが機能的にまとまっていて気に入りました。
翌朝は、広州を歩き回ってさすがに疲れたのか、朝食なんかすっ飛ばして14時までぐーっすりと寝落ち。レイトチェックアウト16時で申請しておいてよかったわww
この日は17時発の深セン行き列車を予約してあったので、チェックアウト後は広州東駅へ。残念ながら朝食はシステム上キャンセルできないとのこと・・自業自得なんだが。朝と昼を兼ねて広州東駅の地下を歩き回っていると、中国版サイゼリヤが目についたので入ってみることに。
これが正解で、ペペロンチーノと鴨肉のロースト、合計でなんと17元!(=260円)
日本でも安いサイゼリヤが中国ではもっと安くなり、しかもメニューが日本より豊富で、現地人にも人気なのか午後16時くらいなのにほぼ満席に。中国で食事に迷ったら今度からはサイゼリヤにw
この日は、昼間の広州観光をできず後ろ髪を引かれる思いで広州→深センへと移動。
治安が悪いだの言われていた広州、全然何ら上海と変わらないほどの発展ぶりで、日本のバブルを知らない世代の私には街の急成長ぶりが新鮮で仕方ないので再来を誓う。
かくしてアロフト初体験となったが、ここのホテルは当たりなのか、一発でアロフトは気に入ってしまった。シェラトンやフォーポイントよりもお安めなことが多いし、目下アジアでは大量にホテルが建設中なのでまたどこかで行きたいな。SPGは一人旅ならアロフトで十分かもしれない、と思わせる機能的なホテルで、この日のレートはオープニングセールで一泊498元なり。