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ヨーロッパ周遊旅行回想録(10)初のアフリカはモロッコへ!easyJet U98895 LGW→RAK 搭乗記

 

endlesswanderlust.hatenablog.com

▲前回記事はこちら

 

3日間のイギリス滞在も終わり、いよいよモロッコを目指します。

モロッコ、事前に必要な情報は調べてあったのですが、初めてのアフリカ大陸ということで高揚感と緊張感が入り混じった心境でした。

▼下の図でいうと、今日はロンドン→マラケシュのフライトになります。

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ヨーロッパのLCC

ヨーロッパでは日本よりも早くからLCCが普及しており、路線網も大都市~地方まで豊富に飛んでいます。なかでもヨーロッパの2大LCCと言われるのがeasyJetとRyanair

www.easyjet.com

www.ryanair.com

easyJetはロンドン拠点、Ryanairはダブリン拠点の航空会社ですが、それ以外にも拠点を複数持ち、季節便や隔日便を含めると、ほぼヨーロッパ全土を網羅しています。今回私が乗ったように、ヨーロッパ以外にも、リゾートや観光地となる周辺国(ギリシャ、モロッコ、トルコ、イスラエル!)にも飛ばしています。

他にも、スペイン・バルセロナ拠点のVuelingや、

http://www.vueling.com/en

東欧に強いハンガリー・ブダペスト拠点のWizz air

wizzair.com

などが路線網が豊富で使い勝手も良いです。フルサービスキャリアも良いですが、欧州内は短距離フライトが多いので、LCCでも十分移動できますし、安い運賃に当たれば10€程度~飛べます。上記以外にも、欧州ではほぼ一つの国に一つのLCC!?があるのではというくらい豊富なので、ぜひ探してみてください。笑 日本語対応のサイトは皆無ですが、英語は必ず対応しているので、個人手配も可能です。

 

ロンドン・ガトウィック空港(London Gatwick Airport, LGW)へ

そんなこんなで、今回はモロッコにも定期便があるeasy Jetを利用。ロンドンのガトウィック空港から出発します。 

実は、ロンドンには5つも空港があります

・ヒースロー空港(London Heathlow Airport, LHR)

・ガトウィック空港(London Gatwick Airport, LGW)

・ルートン空港(London Luton Airport, LTN)

・スタンステッド空港(London Stansted Airport, STN)

・シティ空港(London City Airport, LCY)

 

ヒースローは世界各地からレガシーキャリアが集う世界有数の国際空港、ガトウィックはレガシーキャリアとLCCが入り混じり、ルートン・スタンステッドはLCC発着空港、シティはテムズ川ほとりにある小型機用の小さな空港。これだけ空港があるロンドンなので、発着空港がどこなのか事前によく確認することが必要ですね。

 

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今回はガトウィック空港から出発します。市内のVictoria駅から、easy Jetが搭乗者向けに販売している空港バスを利用しました(通常片道10£のところ、5£)。上の図に示したように、ガトウィックはヒースローに向かうよりも2倍くらいの距離があります。ルートンとスタンステッドはロンドンの北部にあります。

 

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昨日も来たロンドンVictoria駅。すぐそばにバスターミナルもある、ロンドンのターミナル駅ですね。

 

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ビクトリア駅周辺をうろついてみるが、バスターミナルが見つからない・・

 

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ありました。ビクトリアのバスターミナルはVictoria Coach Stationです。ここの他に、路上にあるバス停から発車する長距離バスもあるので、どこが発車ポイントなのかよく確認しましょう。

 

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地上階のレーンから乗ります。それにしてもバスターミナルや空港の風景というのは万国共通なんだなぁ。

 

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空港バスはこちら。もっとミニバンのようなバスを想像していただけに、意外にしっかりした高速バスでした。後から分かったことですが、national expressというイギリスのバス会社の一つの路線を、easy Jetが乗客用に安く販売していただけなんですね。LCC用格安バスといった具合。

 

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大丈夫か?というくらいガラガラの車内。空港に向かうまで、ほんの数人しか乗っていませんでした。

 

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バスターミナルで買ったコーヒーとSpring Roll(春巻き)をぼちぼち食べながら乗ります。

 

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ロンドン市内を抜けて、徐々に郊外に向かっていきます。こういうモダンな建物とビッグベンのような伝統が共存しているのもロンドンの魅力の一つ。

 

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いかにもイギリスらしい住宅地を抜けて・・

 

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牧歌的なイギリスの田園を抜けて・・

 

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結構時間がかかってガトウィックに到着しました。昼間でも1時間半くらいかかったので、夕方などは2時間見ておいたほうがいいかもしれません。

 

空港・搭乗

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ガトウィック空港はSouth TerminalとNorth Terminalに分かれています。バスのほかに、特急、国鉄でのアクセスもできますが、高いですw(ガトウィック・エクスプレス、片道19.9£)

 

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今回はNorth Terminalから出発。

 

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ガトウィックにはかのBAやEKなんかも乗り入れています。easy Jetはここガトウィックを焦点空港としています。

 

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長蛇の列でしたが、預け入れもなかったので意外と待つことなく制限エリアへ。

 

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LCCではおなじみの、遠い遠いゲート。

 

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連絡橋からは駐機しているeasy Jet達が。どことなくKLIA2に似てますね。

 

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15:40発の便に間に合いました。

が、ここで一つ問題が。イギリスの出国スタンプが押されていないのです。あれだけ厳しい入国なのに出国は野ざらし?万が一モロッコで入国を拒否されたらシャレにならんぞ?と思い、職員に聞いてみたら、なんとイギリスは出国スタンプを押さない運用らしいのです。一瞬疑ってしまったのですが、後から調べたらどうやら本当のようです。これは初めての経験だったので面喰いました。

 

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おいおい大丈夫かと疑念を抱きつつ、easyJetに乗り込みます。

機内・フライト

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初めての航空会社で初めての国に行くというのは、新鮮味もありますが同時に緊張しますw

 

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座席はこちら。LCCにしては、白人サイズだからか?シートピッチもさほど窮屈ではなく、座り心地も悪くなかったです。

 

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オレンジの分かりやすい塗装ですね。

 

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機内誌から。easyJetはモロッコやエジプトなんかにも飛ばしています。

 

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もちろん全てのdestinationに毎日便があるわけではなく、観光シーズンだけの季節便や、週2回といったところも多い。

 

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onboard menu。

 

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機内なので割高ですが、まぁこんなもんかという価格設定。後に乗るRyanairよりも、easyJetは機内誌や座席、サービスに多少お金をかけている印象があり、わりと快適でした。

 

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タキシング開始。いよいよ飛びます。

 

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さらばイギリス・・イギリスはきっとまた来るだろうと思います。まだエディンバラもグラスゴーも湖水地方も行ってないしね。

 

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イギリスは物価こそ高いですが、緑豊かで英語も通じるので好きな国の一つです。公共交通もしっかりしているので安心できます。物価が高いのにテキトーなフランスやイタリアよりも、個人的にはお勧めですw

 

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空港で食事する時間もなく、4時間のフライトなので今回は食事を注文。

 

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モロッコでよく食べられているクスクスのカップ麺でした。

 

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さすがに物足りないのでチップスも買いましたw

この後はすぐ寝入ってしまい、気が付いたら土砂降りのマラケシュ上空にいました。

 

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イギリスの出国スタンプがなく、モロッコの入国審査が心配でしたが無事通過。酷い雨のなかの沖止めだったので空港の様子は撮影できませんでしたが、モロッコでも雨が降るとは、驚きでした。

この時点で19時過ぎ。いよいよ初めてのモロッコ、マラケシュ市街地へと移動します。(続く)

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