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ヨーロッパ周遊旅行回想録(8)イギリス的ハリポタ世界!オックスフォード再訪①

 

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▲前回はこちら

前回記事に引き続き、今度はロンドンから足を伸ばしてオックスフォードへ日帰り観光に行ってきます。

オックスフォードを旅程に組み込んだ理由は、ロンドンから日帰り圏内であることと、以前オックスフォード大学に留学していたことがあったから。留学とは言っても、そこでPh.D(オックスフォードの場合はDPhil)を取ったとかそういうわけではなくw、半分学生の遊びで行っただけですが、これが後の私にとって良い経験になり、海外への抵抗もなくなり、ここで少し英語も上達した気がします。留学というとハードルは高いですが、学生はもちろん、社会人の方でも一度海外での生活をしてみると本当に世界観が変わりますので、おすすめですよ。

 

 

ロンドンからの日帰りおススメ都市

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実はロンドン郊外には、オックスフォード以外にも日帰り可能な観光地がいくつかありますので、主なところを紹介しておきます。どこもロンドンから100㎞程度で、街の規模も小さいので日帰り観光に最適です

 

ケンブリッジ(Cambridge)

言わずと知れた、オックスフォードと並ぶイギリスの名門大学ケンブリッジケンブリッジ自体が一つの市、街になっていて、オックスフォードと同様に閑静で落ち着いたイギリスらしい街の観光ができます。「数学橋」などが有名で、私もイギリス留学中に訪れました。

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カンタベリー(Canterberry)

こちらは「カンタベリー大聖堂」が有名なイギリス東部の街。私は実際にはまだ行っていませんが、知人曰く「大聖堂は感動的、落ち着いたイギリスの街」とのこと。ロンドンから電車で2時間程度だそうで、こちらもおすすめ。

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③ストラットフォード・アポン・エイボン(Stradford-upon-Avon)

名前がやたら長いですがw、こちらはかのシェイクスピア(Shakespeare)の生誕地。「シェイクスピアの生家」や、シェイクスピアが実際に学んだと言われる学校などがあります。シェイクスピアは英語学習者には必読なんて言われて、ここは私も留学中に実際に行きましたが、特段シェイクスピアに興味がなくても、古き良きイギリスが感じ取れる場所で、十分楽しめました。ただロンドンから3時間弱かかるので、場合によっては宿泊したほうが良いかもしれません。

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この他にも、bathの語源とも言われるバース(Bath)など、イギリスには小規模ながら美しい街がたくさんあります。イギリスは当然ながら全土で英語が通じますし、比較的治安も良いので何度でも行きたい国の一つです。

ロンドン~オックスフォードを1ポンドで移動

物価の高いヨーロッパにおいても、LCCと高速バスは安価な移動手段として定着しています。なかでもmegabusは、バスによっては片道1ポンド!という破格の路線をイギリスや西欧諸国で展開しています。渡航前にこの情報を仕入れていたので、事前決済・変更不可運賃ですが、何と1ポンドでロンドン~オックスフォードを移動です。ちなみに、英語ではbusというのは路線バスを指すことが多く、長距離バス・高速バス・観光バスなどはcoach(コーチ)と呼ばれることが多いので、ここは日本語のバスとは若干違うので要注意。

 

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片道1ポンドずつ、予約手数料が加算されて合計2.5ポンド(≒300円)。一本でも違う便だと運賃が全然違ってしまうのだが、この値段・時間なら1日観光できるし、文句ないですわ。

 

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ロンドンの発着はVictoria駅のバス停から。Oxford tubeというのはロンドン~オックスフォード間のバスとしては有名だけど、まさかこれがmegabusと共用になっているとは。megabusとはどこにも書かれていないし、他の路線でも一瞬迷うこと必須なので、早めにバス停に到着されたし。

 

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この日はガラガラで2階席をほぼ独り占め。1ポンドで採算とれるのかしら・・

 

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持ち込み可能か微妙なところですが、スタンドで買ったパンとコーヒーを片手にイギリス放浪を楽しみます。

 

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バスはロンドンを過ぎるとイギリスの片田舎をひたすら走り抜ける。イングランドはあまり土地に緩急がなく、バスでも快適に旅行ができる。

 

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2時間足らずで無事オックスフォードまで到着、終点の手前で見覚えがある通りのバス停に差し掛かったのでここで降ろしてもらう。

ハイストリート周辺(around High Street)

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▲オックスフォードの中心部は小さく、ざっと観光名称を歩いても一日でまわれるだけのサイズとなっている。上に示した地図に即して言うと、バスを降りた場所が「ハイストリート」と呼ばれる事実上オックスフォードのメインストリートになっている。

今回はまずハイストリート周辺の「ボードリアン図書館(Bodleian Library)」「セント・メアリー教会(St.Mary's Church)」「ハートフォード・カレッジ(Hertford College)」をまわり、「カバード・マーケット(Covered market)」「カーファックス塔(Carfax Tower)」、ハリポタの映画撮影にも使われた「クライストチャーチ(Christ Church)」、「オックスフォード・キャッスル(Oxford Castle)」とまわり、最後はオックスフォードのバスターミナルGloucester Bus Stationから帰路につく。

 

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ここはハイストリートのど真ん中。オックスフォードは何かと古風なイギリスのなかでも古都と呼ばれるだけあって、中世にタイムスリップしたかのような建物が出迎えてくれる。なんかこう、NHKクラシック音楽の背景なんかに出てきそうな雰囲気。

 

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ハイストリートから一本路地を入ると、そこはまさに別世界。

 

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これはBridge of Signs(ため息橋)と言われ、イタリアのベネチアにある橋を模して造られた、ハートフォード・カレッジ(Hertford College)にかかる橋。この時は誰もいなかったが、午後には人だかりができるオックスフォードの名所。

 

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カレッジ内にある教会。誰もおらず厳かな雰囲気。

 

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日本の立教大学に似ていますが、こちらが本家ですねw 壁を這う蔦や色味がかった石が歴史を感じさせます。

 

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いかにもハリポタに出てきたような造りです。

 

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オックスフォード大学」という言い方が世界中で定着していますが、実は日本の大学のように一つの大学として一つの敷地にあるわけではなく、「カレッジ」と呼ばれる学園のようなものが集まって、総称として「ユニバーシティ」と呼ばれているに過ぎません。本来はカレッジにはそこの学生でないと入れないのですが、「ここに留学していた」とか「留学を検討しているので少し見学したい」などと適当に理由を付ければw、記名して入場することもできます。私もこのあたりで数年前過ごしていました。懐かしい!

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こちらはハイストリートのすぐ裏手にあるランドマーク的存在の「ボードリアン図書館」。400年以上の歴史があるヨーロッパ有数の図書館で、中には貴重な書物が保管されているとか・・

 

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こちらはハイストリートに面した「セントメアリー教会」。留学中は前を通りかかっただけですが、せっかく再訪したので、市内を一望できる教会の屋上へと登ってみることに。

 

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教会に入るのは無料、頂上に上るには5ポンド必要。

 

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頂上からの眺め。登ってみるとわかるのだが、オックスフォードは本当に小さい街で、そのなかに歴史あるゴシック建築の建物が密集しているという印象。

 

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ここに数年前滞在し、時を経て戻ってきたと思うと感慨深いです。旅行は新規開拓ばかりの私ですが、たまには昔行った場所を再来して懐かしむのも良いなと思った次第。

 

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今や大学も一産業・商業施設。ハイストリートにはオックスフォード大学公認のオフィシャルグッズのショップもあります。絵葉書、Tシャツやら、私はここでトランプを買ったような?

 

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その他イギリスらしいアンティークの店もあったり、散策するだけでも楽しめます。

カバード・マーケット(Covered Market)

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ハイストリートを西に進むと、カバード・マーケット(市場)に出くわす。カバードというのは文字通り屋根に覆われた、ということで、雨が多いイギリスでも傘なしで見物できるようになっている。

 

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肉が美味しそう・・・

 

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ここは地元民用の食材マーケットだが、一部お手頃なレストランも軒を連ねているので、時間があれば立ち寄りたいスポット。

 

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こちらはマーケット至近にある「カーファックス塔」という時計台。15分おきに鐘が鳴る仕組みになっていて、意外と音は小さいのだがw、一見の価値はあり。

 

イギリス風店構えのタイ料理(Thai Restaurant/Pub OLD TOM)

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そろそろ12時を回り、空腹になってきました。昨日からパンしか食べていないのでさすがにライスが食べたくなり、適当にコメが食べれそうなところを探したところ・・ありました。見た目はイギリスのパブそのものですが、中はタイレストランですw

 

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イギリス料理とタイ料理がありますが、私は迷わずタイ式炒飯を選択w あぁライスが食べれる幸せ・・・どうしてもパンだと腹持ちが悪いし、やっぱりここは私も東洋人なのかなと思った次第。w

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▼次の記事へ続く。 

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