世界の果てとエンドレスワンダーラスト

ホテル宿泊記・ヒコーキ搭乗記・世界放浪旅行。Hotels, Stays, Airlines, and Trips All Around the World.

ウェスティンホテル東京・宿泊記/The WESTIN Tokyo

前々から気になっていた「ウェスティン東京」についに泊まることができたので、記憶が褪せないうちに書いておきたいと思う。宿泊は今回が初めてだが、以前に朝食、バー、カフェラウンジをそれぞれ利用したことがあったので、その時の写真も混じえて紹介したい。

さて、SPGグループでは、所有する11ブランドのホテル全てに宿泊すると11000スターポイントを贈呈というキャンペーン(※)を行っているが、私はすっかりこのキャンペーンの対象外だと勘違いしていたところ、よく調べたらちゃんと対象になっており、11ブランドなら何とか達成可能かと思い今回の宿泊に至った次第である。

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↑2016年7月時点での私の宿泊実績。国内シェラトン2軒、中国のラグコレ1軒のみw

※2016年12月末日までの宿泊が対象(ポイント使用の宿泊も含む)。5ブランド宿泊で500スターポイント、もしくは11ブランド宿泊で11000スターポイント付与(両方は不可)。平会員だと1USD=2スターポイント獲得なので、制覇に成功すれば単純計算で5500USD(≒55万円)分のポイントが付与されることになる。


普段はIHG優先で宿泊している私だが、このP付与は大きいし、プラチナへの道を兼ねて今月からはSPG優先でホテルを巡ってみようかと考え、ちょうどウェスティンは未宿泊だったので今回挑戦してみることに。まぁ同じウェスティンならバンコクや中国で泊まったほうが半額以下で済むのだが、東京のヨーロピアンクラシックな内装、好きなんですよねぇ・・

ということで、まずはこちらから。
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恵比寿駅から徒歩、動く歩道、エスカレーターを経て、10分はかかる。恵比寿ガーデンプレイスの地下からはこのホテル入口にアクセスが可能で、ホテルの地下1階に雨に濡れず行くことができる。シャトルバスなどはなく、アクセスはイマイチだが、その分本当に好きな人しか来ないのがこのホテル、といったところか。


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地下1階から、既にこの優雅な内装に心躍る。地下1階は宴会場になっているらしい。

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フロントにてチェックイン。通常チェックイン14時のところ、事前リクエストしておいたところ12時過ぎにチェックインできた。SPGはアーリーチェックインに寛大だと思う。

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ロビーからしてこの黒色の床にヨーロピアンクラシックな調度品、どこかの洋館に迷い込んだかのようだ。好き嫌いは分かれそうだが、私はこういうのが大好き。

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エレベーターで部屋へ向かう。とにかく贅を尽くした、という印象のデザイン。

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客室フロアのエレベーターホールは床にマットが敷かれ、落ち着いた雰囲気に。

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今回アサインされたのは15階の部屋。最上階が22階、ラウンジが17階にあるので、まずまずの高層階かな。SPG会員は事前にHigh Floorなどの部屋の希望を出すことができる。しかし、アップグレードはないはずなのに、なぜ"Westin Exective Club"と書かれいるのかは謎w 同じフロアにクラブルームがあるのだろうか?

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廊下はロビー階の喧騒を忘れるくらい静か。熟年世代が好みそうな昔ながらの高級ホテルといった趣。

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今回は最安値のトラディッショナルルーム(ツイン)で予約。平会員のためアップグレードはなしw SPGはアップは渋いんだよなぁ。。というか、IHGが緩すぎるだけか(汗

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これが噂のウェスティンヘブンリーベッド。寝てみた感想は・・・うーん、そんなに違うものだろうか?^^; ただ枕は素晴らしい寝心地だし、疲れていたらもっと良いベッドなのかもしれない。

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このあたりのインテリアも、さながらモーツアルトシューベルトが聞こえてきそうなまさにヨーロピアン。しかし、カーペットや家具類は、やはり経年劣化は隠せない感が。それも含めて時の流れを楽しもうではないか(?)

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窓からは恵比寿ガーデンプレイスと渋谷方面が見える。渋谷の南~大崎のあたりは都心でもちょっとした高層ビルの空白地帯になっている。

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バスルームもクラシック感抜群で、シャワーやバスタブの水圧も十分。強いて言うなら照明が明るすぎか。

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シャワーブースは独立。うーん、SPGアプリだと、ワンランク上のデラックスルーム以降でシャワーブース独立のはずだが? 高層階希望ということで、アップしてくれたのだろうか・・? この点は謎。

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アメニティはウェスティンオリジナルのWhite Tea by Westin。ヒルトンのアロマにも似たこの匂い、これが正体だったらしい。

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他のアメニティは標準的かな。唯一、綿棒がなかったのが不満w(頼めば持ってきてくれるのだろうが)

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バスローブは2着完備。ついでにタオルが4セットもあるのも良い。どんな使い方かは‥昼に二人で一回、夜に二人で一回ってとこですかね?w

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ミニバーの内容もシェラトンより格上。珍しいステムがないタイプのワイングラスと、ちゃっかりエビスビールが

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コーヒーも珍しくブリュードタイプ。ミネラルウォーター2本は無料で付く。

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キーカードとカードケース。SPGはカードケースがショボいw どうでもいいと言えばどうでもいいが、私のようにカードケースを記念に持ち帰る人だと、どこのホテルかも書いていないケースだと思い出に残りにくいかな。

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テレビだけは新調されているようで、真新しい。ちなみに、ホテルと隣接するツタヤとで提携しているようで、宿泊者は旧作DVD2本無料になるクーポンを貰えるようだ。

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夜まで時間を持て余すので、ホテルと隣接のエビスビール記念館に行ってみることに。

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サッポロビール本社の地下にあるこの施設では、各種エビスビールが飲めるテイスティングサロンやスーベニアショップ、簡単な博物館が併設されており、大人1人500円でエビスビールの解説が聞けるツアーに参加できる(試飲2杯付き!)。アルコールが苦手な人用に300円のソフトドリンクのオプションもある。詳しくはこちら。→http://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/kengaku/index.html
ツアー参加の際は、明らかに成人以上に見えても身分証の提示が必要になるので要注意(私はこの時持ち合わせていなかったので、干支と生まれ年を言って入れてもらったw)。

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試飲したビール。通常のエビスビールと、市販はされていない琥珀ビール琥珀ビールのほうは癖があるがこちらのほうが私は好きかな。どうやら今年は限定で市販されるようなので、ビールファンは要チェック→http://www.sapporobeer.jp/product/yebisu/kohaku/index.html
ツアーでは、エビスビールの歴史や秘伝の注ぎ方などが聞ける。

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だいぶビールが効いてきたので、部屋に戻ってしばし昼寝をすることに。ホテルの建物の全景、パット見マンションにも見える。

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今回は時間があるのでウェスティンガーデンとやらにも入ってみる。

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1階のカフェラウンジから見えるこちらの庭園、著名な庭師が手掛けているらしいが、天候がイマイチのためあまり絵にならず・・ ガーデンパーティができるほど広そうでもないし、カフェラウンジから見るのが良いでしょう。

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正面玄関はさすが格式ある風貌。名物?の馬車がこれまた古き良き欧州を思わせる

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このホテルの象徴?とも言えるロビーと階段。金色の装飾がふんだんに施され、ヨーロピアンラグジュアリーという言葉がふさわしい。黒の床がアダルティーだしね。

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以前に来たときの写真になるが、こちらはロビー正面にあるカフェラウンジ「ザ・ラウンジ」。ケーキセットが税さ込みで2000円弱。宿泊でなくとも利用できるので、優雅なお茶をという方は是非。

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軽く昼寝のつもりが起きたらすっかり暗くなっている。コーナールームなら東京タワーも見えるらしい

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照明の色使いといい、映画に出てきそうな典型的な高級ホテル。

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夕飯は恵比寿ガーデンプレイスに夏期出店しているビアガーデンにてアイスバインとグラスワインを。

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ホテル滞在の際は是非覗いておきたいのがバー。最上階の「コンパスローズ」、以前にも来たが雰囲気はかなり良い。が、21時という時間が時間だけに混み合っていた。

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今の時期はクラフトジンを集めているらしく、珍しいので味を確かめるためにロックで頼んでみる。フランスの辛口フルーティージンだそうだが、確かに強めの香りだ。

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これも以前にバーだけ訪れた時の写真だが、19時過ぎだとガラガラでゆっくり飲むことができる。

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この日は長い昼寝をしてしまったせいか寝付けず、午前4時に寝れたと思って起きたら既にチェックアウト1時間前の11時に。急いで支度をし、素泊のためここでチェックアウト。朝に新聞が届けられるが、これは部屋のランク関係なしの共通サービスのようだ。

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せっかくなので、これも以前来た時の写真になるが、朝食についても書いておこう。

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1階にある「ザ・テラス」、ここのガーデンビューの席の写真が公式サイトに出ており、気になって朝食だけ食べに来たのだが、残念ながらその部分は満席で真ん中の席に通されるw

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ビュッフェの内容はヒルトンなどと同じ典型的なものだが、ここは食器にこだわりを感じるな。たいていは真っ白な皿なのだがここは内装とも似つかわしいヘビーなラグジュアリーな装飾の皿。ついでにオムレツのソースには上品なホワイトソースなんかもあったり。

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一品一品が洒落ているし、味もなかなか良い。

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朝食ビュッフェは3200円なのだが、これに税サが付いて4000円近くになってしまうw が、内容はそれに伴っていると思う。


一通り、部屋、バー、レストラン、カフェを体験してみたが、ここのホテルは新御三家とも呼ばれただけあってさすが完成度が高い。最安値の部屋だったので部屋の造り、広さ、アメニティはほとんどインターコンチネンタル横浜と互角かな。何よりここの内装は、ヨーロピアンクラシックが好きな人にはたまらないだろう
最大の難点は、このホテルはお値段がねぇ。。(苦笑)というところ。 ヒルトンやハイアットリージェンシーが2万そこそこでレートを出しているなかで、立地や築年数では決して優位でないこちらは素泊まりで3万円超えである。直前セールで朝食込みで3万弱のレートも出しているようだが、コスパという観点では疑問符が付くかな。新宿や大手町の同じクラスのホテルがもっと良いレートを出していれば、わざわざここを選ぶ人はSPGファンか私のようなクラシックデザイン好きくらいだろう。今より1万円安ければもっと稼働率も上がるのだろうが、貧民は蚊帳の外ということかなw こちらのホテルはSPGプラチナに解脱したうえで、アップグレード+ラウンジアクセスが手に入るようになってから来るべきところかもしれない。


ウェスティンホテル東京/Westin Tokyo】