ヨーロッパ周遊旅行回想録(15)憧れのモロッコを行く⑤落ち着いた小さな首都ラバト
回想録を再開します。モロッコのラバトに到着し、翌日朝からスタートです。
▼前回の記事はこちら
今日は、旧市街を散策→ウダイヤのカサバ(Kasabah of the Udayas)とアンダルシアンガーデンズ→ハッサンの塔(Hassan Tower)の順に回る予定。ホステルは旧市街入口のトラムの駅付近でした。
翌朝
無事寝床が見つかり、翌朝を迎えました。いや~良く寝ましたw
この時は3月末、モロッコ沿岸部はちょうど日本の桜が散るくらいの気温で、過ごしやすい。
旧市街の入り口はこのような門があり、モロカン(Moroccan)な気分を高めてくれます。
旧市街を抜けたところにはすぐトラムがあり、新旧のコントラストが楽しめる。
昨日の飯がイマイチだったので、今日は新市街側で朝昼兼の食事を探します。
適当に見つけたレストランでランチ、日本円で500円くらいとモロッコでは高めですが、ハンバーガー+穀物+ポテトとボリューム満点で、元気が出ましたw
旅行先では、あまり体重のことは気にせずに、体力温存の観点から食べれるときは満腹まで食べたほうが良い気がします(これは経験則です)。
最後はモロカン・ティーで〆ます。これ、旨いんですよねー。紅茶に生ミントを入れるだけなんですが、日本で作ろうとしてもなかなか生ミントが売っていなくて困っています。
旧市街を散策
旧市街を北に抜けて、ウダヤを目指します。まずは旧市街を散策。ちょうどトラムが停車していましたが、近代的ですね。
モロッコではこのように相当古い車も現役で走っています。映画に出てきそうなメルセデスですが、一体いつのもの?笑
門を抜けて・・
旧市街に入ります
いかにもモロッコで良いですね、映画で見たシーンそのままです。ちょうど中東のスークと似たような雰囲気と言えばいいのか、そんな印象です。
ラバトはあまり観光化されていないらしく、東洋人が一人歩いていてもあまり客引きがありません。マラケシュとフェズは客引きがしつこいのと対照的ですw
こんな絵も売られていますが、さすがに外国人は持ち帰るのが大変ですw
所々に青い塗装も見られ、プチシャウエン気分が味わえました笑
ウダイヤ(Oudaias)のカスバ、庭園
旧市街、メディナを北に抜けると、ウダイヤのカスバに着きます。ここは17世紀に築かれた城塞で、ウダイヤとは種族の名前らしいです。
坂を上り・・
入口に到着しました。
城塞のほうに入りたかったのですが、間違えていたらしくこちらは庭園でしたw
ウダイヤの庭園はスペイン風になっていて、アンダルシア庭園の一つとも言われているらしい。
と言われてもアンダルシア自体に行ったことがないので実感が湧かないがw、確かにアラビアというよりはヨーロッパ風なのは理解できる。
ドアや窓一つ撮っても絵になりますね。
庭園を抜けたところで見えたこの城壁に囲まれた集落、これがどうやらウダイヤのカサバだったよう。白い家がなんとも地中海らしい。
この川を下ると、すぐそこは大西洋です。
【ウダイヤのカスバ】
ウダイヤ博物館(入場料10Dhs)、ウダイヤ庭園(入場料無料)
ハッサンの塔(Tour Hassan)
今度はハッサンの塔へと向かいます。ウダイヤからはトラムの路線から外れているので、ここはタクシーを利用しました。ボラれずに100円程度で済みました。ボラれないためには現地語で話すのが一番効きますね。
ハッサンの塔(Tour Hassan)は未完のミナレットで、ラバトを代表するスポットの一つだが、嗚呼残念!工事中でしたorz はるか昔、建設途中に王様が死亡し、建設が中断されたまま保存されているミナレットとのことです。
仕方ないので周囲を散策します。ここは霊廟が併設されています。
ハッサンの塔の向かいにあるのがムハンマド5世の霊廟(Mausolée Mohammed V)。霊廟(れいびょう)とは、簡単に言うとお墓ですね。この中にモロッコの国王数人の石棺が安置されているらしい。
ここは霊廟としてもさることながら、建築・彫刻の美しさも見所の一つ。
真ん中の石棺がムハンマド5世、両隣がハッサン2世と弟のアブドゥラー王子とのこと。幾何学模様が美しいですね。外国人の入館・撮影も可能です。
アラビア圏のこの装飾美、一見の価値ありです。
入口・出口にはモロッコカラーの衣装を身にまとった護衛がいます。
【ハッサンの塔/ムハンマド5世霊廟】
ムハンマド5世霊廟:開館9:00-18:00、定休日なし、入場料無料
トラムでRabat Ville駅へ戻る
ちょうどハッサンの塔の前にはトラムが通っており、旧市街の宿に荷物を置いてきたので、トラムを使って戻ります。ラバトには1本しかトラムの路線がありません。残念ながらRabat Ville駅からトラムの停留所へは少し離れています。
チケットは停留所の自販機で買います。1乗車6Dhsで、車内で自分で刻印します。この方式はヨーロッパではよく見られる乗り方です。
やってきたトラム。ラバトのトラムは2011年に開通したばかりで、まだ真新しいですね。
旧市街にある宿に戻り、洗濯物を預けていたので屋上へ上がらせてもらいました。
旧市街なので古きモロッコを見て取ることができました。ほんと、洗濯も引き受けてくれたし、Hotel Marrakechはサービスが良かった。
大通りを通りRabat Villeへ戻ります。
駅は新市街にあるので、街の造りがどこかフランス風です。
ここから再び列車に乗り、内陸の古都メクネスを目指します。(続く)
▼次の記事はこちら