ヨーロッパ周遊旅行回想録(6)さすがの世界都市!ロンドン観光①
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さてさて、イスタンブールからロンドンへ約4時間かけて飛んでまいりました。
今回ロンドンを旅程に組み入れたのは、何と言ってもイギリス再訪のため。実は大学2年生のときにイギリスに短期留学していたことがあり、当時のイギリスが私にとって初めて訪れたヨーロッパでした。ただ、滞在していたのはロンドンからバスで2時間ほどのオックスフォードだったので、ロンドンは大英博物館とバッキンガム宮殿だけチラ見した程度。せっかくイギリスに来たのにロンドンは少ししか見れずじまいなんて、当時の私はこれが悔しくてw、「次は自分で稼いで、霧のロンドンを堪能しに来てやろう」と思ったものでした。
その願望がやっと叶い、今回の旅では、ロンドン観光に丸1日、オックスフォード観光に丸1日かけることに。
ロンドン観光プラン
ロンドンと言えばビッグベン、タワーブリッジ、大英博物館あたりが有名ですが、時間がなかったりゆっくり観光したければ、この3つだけでも十分イギリス気分に浸れると思います。しかし今回は、滅多に来れないヨーロッパということで、予定を詰め込んで気になっていたところをすべて回ることにしましたw
①宿はパディントン(Paddington)のホステル
②パディントン近くのLittle Venice
③ハイドパーク
④バッキンガム宮殿
⑤シャーロックホームズ博物館
⑥タワーブリッジ
ちなみに、タワーブリッジの前にロンドン・ブリッジにも勘違いして寄りましたw 名前は似ていますが、タワーブリッジ=ロンドンブリッジではありませんので、要注意です。地下鉄1駅しか離れていないので、間違えても歩いて向かうことはできますが。
ロンドン観光にはこちらのLondon Travelcardを使いました。料金体系はなかなか複雑です。ロンドン地下鉄はゾーン制になっており(欧州の地下鉄ではゾーン制が多い)、zone1-2(ロンドン中心地)のOff-peak(平日9:30以降)以降24時間以内に、地下鉄、バス乗り放題のチケットで12ポンド£(当時1£=180円くらい)でした。さすが物価が高いイギリス、1日券でも2000円もかかってしまいました。汗
それでも、乗る度にチケットを購入するよりは安くなるし、手間も省けるので、欧州の都市を地下鉄で巡るときはフリーパスを買ってしまうことをお勧めします。ちなみに、ロンドン地下鉄の券売機は、12ヵ国語対応で、日本語やヒンディー語の設定もありました。さすがコスモポリタンシティ。
ロンドン・トラベルカード (London Travelcard) | VisitBritain JP
パディントンの宿へ
ヒースロー空港から地下鉄を乗り継いでパディントン駅へ。実はロンドン地下鉄は乗るのはこの時が初めて。パリの地下鉄よりはマシだけど、いろんなところが古い・・・そこが欧州らしいと言えばそうなのだが。
ヒースローからパディントンまでは約1時間、確か£4.5。ヒースローエクスプレスを使えばすぐだけど、片道£21も払えるかい・・・往復でも躊躇する値段ですねw
無事パディントン駅まで到着。ロンドンはパリやイタリアなどに比べれば治安は良く、英語がどこでも通じるのは本当にありがたい。とは言っても海外だから警戒は必要だが。
パディントン駅から歩くこと約5分、宿はAtlas Hostelに。駅近のホステルで手頃だったので、ここを拠点に3泊しました。手頃とは言ってもホステルで1泊3000円近くするわけなので、やっぱり高い。東南アジアの倍以上の物価です。
Atlas Hostels, London, UK - Booking.com
欧州のホステルではよくあることだが、古い建物を再利用してホテルとして使っており、看板も小さく周りも似たような建物ばかりなので、どこが入口なのかがこの上なく分かりづらい。欧州方面にバックパック旅行に行かれる方は、ホテルの場所を入念に事前チェックされることをお勧めしたい。
まぁそれでも朝はイギリスらしい青空に包まれて、爽やかでした◎
ヨーロッパはどこの街も、中心部であってもこのようなクラシカルな建物をよく見かけます。箱はそのまま使い、内部だけリノベーションして使っている感じですね。雰囲気は素晴らしいのですが、エレベーターがなかったりあちこちガタついていたり、不便と言えば不便です。
でもやっぱりこういう建物に泊まったり囲まれるのは、日本人からするとものすごく新鮮。日本の建物って、文化財にでもならない限りせいぜい50年くらいしか使わないし。
イギリス式朝食
せっかくイギリスに来たので、イングリッシュ・ブレックファーストを食べよう思い、駅周辺をうろついてみました。パディントン駅は大きい駅なので、周りにいくつもレストランもあります。
目についたカフェに入ってみることにしました。
イングリッシュ・ブレックファースト(フル・ブレックファーストとも言う)は、だいたいこんな内容。トースト、エッグ、ベーコン、豆、これにトマトやキノコなどが付く場合も。この内容で900円程度と記憶しているので、£6くらいだったかなぁ?いずれにしても高いw
軒下に鉢が吊るされているシーン、イギリスでは良く目につきます。私はこのセンスがとても好きですね。さすがガーデニングの国でもあります。
リトル・ベニス(Little Venice)
朝食を食べたあとは、パディントンからも程近いLittle Veniceへ徒歩で行ってみることに。
パディントン駅を越えて・・
着きました。曇ってきたので全然ベニスっぽくないのですがw、まぁ天気がコロコロ変わるのがイギリスということで。
リトル・ベニスはベネチアを模した運河ということで、一応それ風の船やゴンドラが停留していて、オープンカフェなんかもあるそうな。この日は土日だったのか人がまばらで、春先でまだ寒いのであまり雰囲気は味わえず・・
夏の晴れた日に来ればまた全然違うのでしょうね。
ハイド公園(Hyde Park)
さて今度は歩いてハイド・パークを目指します。途中で雰囲気ある教会に出くわしました。日本では神社仏閣、イスラム圏ではモスクが街のいたるところにあるように、ヨーロッパではあちこちに教会を見かけます。
いよいよハイド公園に入る。ハイド公園は、東京で言うと代々木公園のような何も変哲のない公園なのだがw、名探偵コナンに出てくる「杯土町」の名前の由来の場所です。コナンに出てくる地名・人名はイギリス・ミステリーのなかから借用されているものが多いのは有名ですね(アガサ・クリスティー→阿笠博士、ベイカー街→米花町など)。ここもその一つで、コナンファンとしては一度足を踏み入れておきたかったのでした。笑
とは言っても、曇っていてなおかつ寒いので、どこか陰鬱な感じが拭い去れないというか・・
少し青空が見えましたが、やはり寒いです。ヨーロッパは夏でも涼しく、冬は寒いので避けたほうがベターです。
春を過ぎると、木が茂り、リスがよく見られるハイドパークだそうだが・・・コナンファンでなければ特に通過してもいいかなというスポットでしたw
バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)
次はバッキンガム宮殿へ。ここは以前渡英したときにも寄った場所だが、当時の気分を思い出そうともう一度寄ることに笑
これはウェリントン・アーチと呼ばれるナポレオン戦争勝利記念の門だとか。ハイドパークとバッキンガム宮殿の境目にあります。ドイツのブランデンブルク門に似てますね。
門を越え、真っ直ぐ進めばバッキンガム宮殿。
おおー、これは懐かしい。うっすらと以前来た時の記憶が蘇ります。
バッキンガム宮殿自体は、今でも女王が実際に暮らしているらしく、夏場以外は内部の見学はできなくなっている。それでも外観を見るだけでも圧倒されるので、ここもロンドン観光の際はぜひ訪れてほしいところ。
宮殿の目の前にある「クイーンビクトリア記念碑」もまた見所。
続く。