タイ国鉄夜行列車・バンコク→ノンカイ 乗車記(準備編)/Thai Railways #25 Bangkok to Nong Khai
先日のタイ・ラオス旅行では、一度やってみたかった東南アジアでの夜行列車に初乗車。バンコクからラオスの首都ビエンチャンに抜けたかったのだが、移動手段はどうやら飛行機かタイ国境まで列車で行って陸路入国するのみのよう。今回は直前料金でエア代が高くなっていたので、片道だけ夜行列車を利用してみることに。夜行列車って、旅情たっぷりだし、バックパッカーっぽくて元々貧乏旅行大好きな私としては昔に戻ったようで懐かしくもあって非常に楽しみ。それでは、タイ国鉄が誇る?新型車両との一夜の旅行について徹底解説いたします。w
チケット手配
バンコク~ビエンチャンの陸路移動には、まずバンコク~タイ・ラオス国境の街ノンカイ(ノーンカーイとも書く)を昼間特急もしくは夜行列車、場合によっては長距離バスという選択肢になってくる。今回は宿代の節約も兼ねて夜行列車を選択してみた。
タイの夜行列車は、バンコクを拠点としてチェンマイ、ノンカイ、ハジャイなど各地を結んでおり、12go.asiaという代理店経由でオンライン予約が可能。もちろん駅に行って直接購入する手段もあるが、直前だと売り切れていることもあるらしいのでオンラインで予約してみることに。どうやらこの12go.asiaというエージェントは、一度顧客からのリクエストを受けてから国鉄側に確認して予約完了という手順になるようだが、今回は希望通り一等車の下段席を取ることに成功。予約手数料250Bはかかってしまったが、このほうがトラブルが少なくて済むのでオンライン予約がお勧め。
・12go.asia(シンガポールに本社を置く東南アジアの旅行代理店)
東南アジアを個人旅行するなら。 バス、鉄道、フェリー、飛行機のオンライン予約サイト
・アジア内の路線網についてはこちら
Map of train routes in Singapore, Malaysia, Thailand, Vietnam, Burma
予約が完了すると、12goからこのようなPDFが送られてきて、これを印刷してフアランポーン駅至近のオフィスに出向き、チケットと引き換える仕組み。なお、引き換えは本人のみ、パスポートの提示が必要。
ちなみに、今回のバンコク~ノンカイ線は、なんと去年導入されたばかりの新型車両が入っている路線。ガタガタの古めかしいアジアンな車両も旅情があっていいけど、快適性という点ではこちらのほうが期待できる。
(参考ブログ記事)
また、帰国早々、なんとタイ国鉄が直接オンライン予約を再開したとの朗報が。手数料が若干安くなるし、直接国鉄からの予約とのことでこちらのほうが安心かも。
フアランポーン駅にて
バンコクの国鉄の発着駅はここフアランポーン駅拠点。別名バンコク中央駅というくらいの、日本でいう上野駅のような存在かな。ここも数年のうちに取り壊しだかリニューアルだかが決まっていて、こんなに風情のある駅舎がなくなってしまうのかと思うと非常に勿体ない。初めてのタイ旅行ではドンムアン空港からこの駅まで列車で来たこともあって思い出深い建物、現存するうちに味わっておきたい。
フアランポーン駅には、バンコク市内からはMRTでアクセスが可能。Silomからは数駅とさほど不便ではない。
例のチケットを手に入れるべく、MRTの4番出口すぐの12Goのオフィスへ出向く。
オフィスはビル1階の携帯ショップのような外観w 緑色の旗が目印。
受け取ったチケットがこちら。国鉄のチケットは夜行でも昼間でも同じ紙のようで、アユタヤなんかに行く時にもらうあの紙のチケットと同じもの。
無事チケットを受け取ったので、駅へと繰り出す。なんでも、一等車だと専用の駅ラウンジが使えるのだとか?
3番線ホーム近くにあるラウンジ入口がこちら。
で、入ってみたラウンジがこれ。笑 普通の家みたいで、ドアを開けた瞬間に思わずワロタww チケットチェックの人もいないし、航空会社ばりのラウンジを一瞬でも想像した自分が間抜けだった。
それでもまぁ駅のアナウンスが騒めくホームで待つよりはマシだし、人も少ないので少しの仮眠なら取れるかも。ちなみに、Wi-Fi等はないので悪しからず。。
何もないのかと勘違いしてしまったのだが、一応置いてあるフリードリンクがこちら。とはいっても水だけだけどw これも一本くらい列車に持ち込めば少しは節約になるか程度。
この時点で出発の20時まであと2時間くらい。ラウンジではコーヒーすら飲めないので、ちょうど駅の2階にあるカフェで時間をつぶすことに。
アイスコーヒー1杯=70Bの観光客価格。周りはバックパッカーの白人カポーに囲まれて一人佇むのも悪くない。Wi-fiは一応あるけど遅くてツイートするのがやっと、程度。
コーヒーを飲んだあとは、フアランポーン駅の隠れ家的?なローカルフードコートへ。あまり目立たないのだがレストランよりも安価に食事ができるので知る人ぞ知る穴場となっている。
せっかくのタイなのでタイ料理セレクトで。料理2品とライスで40B。
ガッパオ的なチキンと、生姜たっぷり肉野菜炒め。超美味というわけではないけど、こういうローカルフードをローカルピーポーに交じって食べるのが旅行の醍醐味だったりする。
食べ終わってからラウンジに戻って、かれこれ19時半。いよいよ今夜の列車へと繰り出す。(乗車編へ続く)