キロロ・トリビュートポートフォリオホテル北海道・宿泊記/The Kiroro, A Tribute Portfolio Hotel, Hokkaido
さてこの日は例によってSPGのブランド制覇プロモ関連で、遠く北海道までやってきた。アジア圏居住者にとっては、SPGのブランドだとエレメントとここTribute Portofolioが難所となっていて、トリビュートに至っては北海道キロロ、ジャカルタ、バリ、シンガポールのみの展開となっている。実は一番泊まりたかったジャカルタで予約を取っていたのだが、飛行機の日付勘違いによりキャンセルという大失態をやらかしてしまい、この日遥々新千歳までやってきた。トリビュートは一つ一つのホテルに特徴を持たせるのがコンセプトらしく、キロロのホテルも装飾は気になるので楽しみといえば楽しみだが。
空港からホテルまで
キロロとは聞き慣れないが、ニセコやルスツと並び、札幌西部にあるスキーリゾート地になっている。ニセコとルスツが洞爺湖寄りなのに対し、こちらは小樽や余市寄り。ということで札幌や新千歳空港からは車で2時間以上はかかり、特にキロロまでは公共交通が乏しいのでレンタカーが無難な選択肢となる。数少ないシャトルバスもあるし、小樽や余市まで鉄道で行くという手もあるが・・面倒なので却下w
千歳~キロロでナビを検索すると、おおかたのナビはこのように案内すると思うが、天邪鬼な私は高速道路を通らず山中の国道を通るルートを選択。
あえてこちらのルートで行きましたw こちらだと高速代がかからないし、日々の運転不足の解消にもなるかと思い・・
空港近くのホンダレンタリースでフィットを借りる。楽天経由で申し込んで、新千歳→札幌乗り捨てで24時間3000円は安かった!
千歳付近を走っているとクラウンプラザが見えた。ここのCPは評判はイマイチらしいが・・国内IHG巡りを企んでいるのでいつか泊まることになるだろうw
この日は12月初旬だったのだが雪が全く積もっておらず拍子抜け。とはいえ、山のほうは気温も低いので注意せねば・・
千歳から走り続けること2時間、そろそろ小樽の山あいのほうまで近づいたころ、小樽市街?が一望できるスポットを見つけ、停車。つかの間の景色に癒されるw
いくら雪がない道路とは言え氷点下5度ともなれば路面も凍結するので、50-60㎞の低速で走り続けてきたわけだが、さすがに疲れた。
キロロまではあと30㎞くらい。20分で着けるかな?
ホテル
16時半頃に千歳を出発して、途中トイレ休憩をはさみ、19時過ぎにキロロに到着。たっぷり2時間半かかったw
キロロは山中のリゾート地だがこの時はほとんど雪もなく、大丈夫か?と思ったのだが、翌朝冬の北海道の恐ろしさを知ることに。
中に入ってみると、公式ページ通りのヨーロピアンな内装がお出迎え。ちょうど2016年11月にリニューアルを完了し、オープンから数日の宿泊だったので、まだ新しいホテルの匂いがしました。
エレベーターホール。
こういう凝った建築は印象に残りますね。ジャカルタのトリビュートも行ってみたかったけど、これはこれで良いかも。
なんだか金田一少年の事件簿に出てきそうな雰囲気でもある。
陸の孤島のキロロだが、ホテル内には一応簡易売店がある。但し営業時間は8:00-18:00と長くないので要注意。
部屋
チェックインを済ませ、部屋へ向かう。今回は11階の部屋をアサインされる。14階中の11階なんで、一応希望通り高層階を充ててくれたのかな?
ロビーの豪華さとは打って変わって、簡素な(ややもすれば公共の宿泊所のようなw)客室階の廊下。
アサインされたのは11階の角部屋。アップグレードの説明はなかったけど、おそらくスタンダード→スーペリアへの一段階up?
なんというか、シェラトン東京の部屋を思わせる客室。よく言えばシンプル和モダン、悪く言えば無機質。
新規ホテルらしいベッド脇のコンセントとUSB電源が地味に有難い。この電話、子機が無線タイプなのだが、接続が悪くうまく使いこなせず・・
部屋のアメニティーなどは、本当にシェラトンを踏襲した感じ。ロビーのインテリア以外にあまりシェラトンとの差別化ができていないような?
この部屋にはコーヒーメーカーがあるところが有難い。
水回りはどこぞのクラウンプラザ感たっぷりw ほんと、タイルやバスタブの色が、日本のクラウンプラザそっくり。
アメニティーはシェラトンと同じかな?
トイレは改装間もない感じがたっぷり。
テレビ下の棚を開けると、まさにお寺の「修行僧」が着そうな甚平風の部屋着がw
キーケース、コースター、キーカード。
食事
この日は珍しく夕食をホテルで摂ることに。小樽や余市まで下ることができないではないんだが、片道1時間近くかかってしまうのと冬夜の山道で万が一のことがあっても嫌だし、そもそも運転で疲れていてもう出歩く気分ではなかったw
ホテル内にはイタリアン、寿司、ステーキ、グリル、ビュッフェなどが揃っており選択肢は豊富。余裕があれば隣のシェラトンまで足を延ばしてもOK。
今回はガッツリ食べたかったのでステーキハウス「旬彩」に入ってみることに。公式ページだとまだ和食扱いになっているが、ここはステーキがメインのお店になったらしい。
ここも最近リニューアルしたばかりなのだろう、内装がいやに新しい。
ステーキ単品を頼むと、最初にキッシュのようなものが出てくる。
次に北海道キノコのソテー。味があまり染みてない・・
メインは牛ではなく、私が好きなポークにて。こちらはさすがメインなので歯ごたえ十分、美味。味付けは塩を選択したのだが・・ステーキソースのほうが良かったかもw
こちらのお店はディナーコースが5000円~、アラカルトでお肉は1500円程度~で食べられ、ここのホテルでは比較的リーズナブルなほうかと。
風呂
食事のあとは宿泊者用大浴場「喜多の湯」を探検。1階に宿泊者以外にも開放している露天風呂があるのだが、こちらはなんと宿泊者でも有料!(900円) 今回はパスw
清潔には保たれているが、どこか最低限感が拭い去れない大浴場w
冷水のサービスがあるのは◎
誰もいなくなったのを見計らい1枚だけ撮影。
お湯もあまり温泉感がないし、狭いし、ケチらず有料の露天風呂に行ったほうがよかったかな? ヒルトンニセコの温泉は濁り湯で温泉感たっぷりだったのだが・・
翌日は大雪
翌日9時半ごろ目を覚ますと、昨日とは打って変わって周囲は雪景色に。今日は札幌まで運転せねばならんのだが・・これは不意を突かれたw
試しに外に出てみると、昨日の面影はすっかりなくなっていて北海道らしい吹雪状態に。
雪に閉ざされた教会。
レンタカーの周りにも雪が積もっていて、どこまでが道で駐車場なのか見えない状態にw
早めにチェックアウトを済ませ、この日は余市を目指す。以前雪道でスピンしかけた経験があるので慎重に運転しながら、何とか1時間かけて余市まで着きました。
雪道の運転のコツは、①平常時より20km/hくらいスピードを落とし、②急ハンドルをしない、③急ブレーキをしない、④轍を走る、だと個人的には思っている。
まとめ
キロロトリビュートは新千歳から札幌からのアクセスが大変なわりに、そこまでして来るホテルかというと・・正直微妙だろうか?泊まるだけならもっと近郊にいいホテルがあるし、スキー目的かSPGファンでないとあまりおすすめはできないかもしれない。SPGファンならばここと隣のシェラトン、ルスツにはウェスティンがあるのでホッピングには適しているかな。ルスツのウェスティンは部屋も広そうなので次回はそちらに行ってみたいと思う(但し、冬は避けてw)。
【キロロ・トリビュートポートフォリオホテル北海道】