カタール航空QR807便・東京成田→ドーハ・搭乗記/Qatar Airways QR807(NRT→DOH)
今回は初体験となったカタール航空のフライト、成田→ドーハ便についてレポートしたい。
カタール航空は、近年勃興した中東系エアライン・中東御三家(エティハド、エミレーツ、カタール)の一つであり、安い運賃ながらも高品質なサービスや豊富な就航地を武器に急成長を遂げる航空会社である。日本⇔欧州の航空券を検索すると、最安値の欄にはエティハドやカタールは常連のごとくすぐ現れ・・・と、このあたりは旅行フリークな読者の方々はご承知のことと思う。
私もご多分にもれず、かねがねから仕入れた良い噂と就航地、運賃から総合的に考えて2つの理由で今回はカタール利用で欧州旅行に出掛けることにした。一つは、目的地のベルリンとジュネーブに中東からの直行便があるのはカタール航空だけ(ベルリンorジュネーブ片方なら他の航空会社も就航あり)ということ。もう一つは、ドーハでのトランジットの際無料で参加できる市内ツアー(※一定の条件あり。詳しくは別記事に書きたいと思う。)に参加してカタール観光も同時にしてしまいたかったというのが主な選定理由だ。
今回は東京駅から高速バスで成田へ向かう。東京シャトル、19:40発。成田までは1時間として、22:20出発のヒコーキのチェックインにはギリギリ間に合うバスだ。心配症の私は少しでも遅れるとまずいので交通情報まで調べてしまったが、よほどの事故がなければこの時間は成田まですっ飛ばして1時間足らずで着いてしまう。
20:35、成田空港第二ターミナル着。私の読みは当たり一時間かからなかった。カタール航空(以下QR)は第二ターミナル使用なので注意。
今回の旅の同行者、母となんとか合流してチェックインへ。オンラインチェックインを済ませておいたのだが、国際線なのでカウンターへの立ち寄りは必須らしい。
JALの係員に無事チェックインしていただき、航空券ゲット。オンラインチェックイン時にEチケをプリントアウトするのだが、ここで回収される。ちなみに、ドーハからベルリン行きのフライトでは、オンラインではブロックされていた(?)窓側席もリクエストでき、無事私は窓側席にアサイン。
ゲートは83番、サテライト側なので遠い遠い。タイ・エアアジアと同じ扱いかい?w
無事83番が見つかり、ここで待機。この時点で既に出発が早まることが決定しており、22:00発に。この便は頻繁に出発が早まるそうなので、なおのこと早めに空港についておきたい(人のこと言えない・・)。
表示は元の時間のままだが早めに搭乗開始。長距離線は久々なので胸躍る瞬間。
はい、ボンビーなんでエコ席へ参ります。
こちらはビジネス席。なんでもSKYTRAX社のランキングでは世界No.1のビジネスクラスなんだとか(http://www.worldairlineawards.com/Awards/best_business_class_airlines.html)。ちなみにエコ席もアシアナに次ぐ2位だそうな。
初っ端から暗い機内なんで、ボケボケでスミマセン。
さすがエコノミーでもLCCとは全然違う質感。このワインレッドカラーも個人的には好き。
成田ードーハ線の機材はBoeing 777-200LRで、電源はあるものの機内Wi-Fiはなし。羽田線のDreamlinerには搭載している。
この日の席は15Kとかなり前方。前方のほうが機内食を選べる確率が上がって良いんですw(後方部に座ると希望のメニューが品切れになる可能性あり)
座席には既にアメニティが用意されており、早速開封。アイマスク、歯ブラシ、耳栓、靴下、とエコにしては上等かと。シンガポール航空(SQ)の長距離線とほぼ内容は同じかな? トルコ航空(TK)だと更にスリッパまで付いてくる。
このフライトで一番印象に残っているのはこの部分。なんとアームレストにUSB給電がついており、これは初めて見たタイプ。座席下に通常のコンセントも設置されているが、なぜかフライト中一度も通電せず・・・。ちなみにUSBの電圧はさほど高くないタイプと思われるので、タブレット充電には不向き。
フライト前にお絞りも配布される。お絞りは最近は長距離線だとどこのエアラインでも出て来るのだろうか?
と、ここで機長からのアナウンス、中国からの航空管制によりフライトが30分遅れると。結局出発は定刻10分遅れの22:30に。
夜中なんで飛び立つとほとんど灯りも見えなくなる。しばしさらば日本。
いよいよイン・フライトミールのメニューが配られる。このメニューの配布も、長距離線では当たり前になってきたような?
この日はメインが洋食2種類、和食1種類、合計3種類から選択可能。私は魚貝類が苦手なので和食の「牛肉の醤油煮込み」を選択。
ドリンクは主要なものは一通り揃っていて、中東系ながらアルコールもバンバン飲める。さすがに泡はないw
前方なのでさっさと食事が配られる。空腹なせいか余計美味しそうだ。でも、メニューには蕎麦と書いてあるのに、うどんらしきものが出てきたが?w
はい、エコ席なのに2種類(ジントニと赤)もドリンクを頼むセコい男はこの私です。いえ、機内食は余りがあればおかわりも可能なので、飲み物も無理のない範囲でいただいて構わないはず。ちなみに、QRのキャビンの接客はかなりさっぱりしており、日本人乗務員でも日系では考えられないようなこざっぱりとした対応をされる。別の中華系の年若そうなCAさんは爽やかな笑顔でサービス満点だったのだが。
母は洋食の「焼き鱈」を注文。
お味は、さすが世界トップ10に入る航空会社だけあって私は文句なしでした。
QRのエンタメシステムもなんとも特徴的で、特にフライトマップは描写やデザインが秀逸。日本線は日本語表示も選べる。
食事後はコーヒーもしくは紅茶のサービスがある。これも私のようなカフェイン依存症には欠かせませんw
食べて飲んで寝て、そろそろ(まだ!)半分来た頃に目が覚める。上海~中国内陸を通り、バングラデシュのチッタゴン付近を通過中。
ドーハまで残り2時間半ほど、インド上空で朝食が配られる。私は迷わずオムレツを選択、朝食には多過ぎるくらいの内容。
エコ席の機内食なのに、プラスチックではなくちゃんと金属の食器で出てくるというところが良いじゃないですか。
そろそろアラビア半島に差し掛かり、残り1時間ほどでドーハに。寝れさえすれば長距離線も意外とあっという間に時間が経ってしまう。
いよいよドーハに接近。ドーハは午前3時過ぎの真夜中。
無事着陸!
ちなみにこの日は沖止めで、バスでターミナルへ向かう。(写真は失念しました^^;)
簡単なトランジット検査を終え、ハマド国際空港に突入。
このハマド国際空港、2014年開業だけあって中はピカピカ、設備や商業施設もドバイや仁川に引けを取らないという印象。
ここでトランジットツアーの受付までしばし休憩。
初のQR利用だったが、食事は美味だし定刻通りの到着で、期待通りのフライトだった。唯一の不満は電源が終始使えなかったことだが、CAさんによると飛行状況により使えないときがあるのだとか。いやいや、フライト中ずっと通電しなかったのだが・・・この点は改善願いたいところ。
何はともあれ、ドーハを拠点に欧州や中東を中心に多数の便を飛ばしているカタール、高品質でお安めなのでおすすめです。
カタール航空は、近年勃興した中東系エアライン・中東御三家(エティハド、エミレーツ、カタール)の一つであり、安い運賃ながらも高品質なサービスや豊富な就航地を武器に急成長を遂げる航空会社である。日本⇔欧州の航空券を検索すると、最安値の欄にはエティハドやカタールは常連のごとくすぐ現れ・・・と、このあたりは旅行フリークな読者の方々はご承知のことと思う。
私もご多分にもれず、かねがねから仕入れた良い噂と就航地、運賃から総合的に考えて2つの理由で今回はカタール利用で欧州旅行に出掛けることにした。一つは、目的地のベルリンとジュネーブに中東からの直行便があるのはカタール航空だけ(ベルリンorジュネーブ片方なら他の航空会社も就航あり)ということ。もう一つは、ドーハでのトランジットの際無料で参加できる市内ツアー(※一定の条件あり。詳しくは別記事に書きたいと思う。)に参加してカタール観光も同時にしてしまいたかったというのが主な選定理由だ。
今回は東京駅から高速バスで成田へ向かう。東京シャトル、19:40発。成田までは1時間として、22:20出発のヒコーキのチェックインにはギリギリ間に合うバスだ。心配症の私は少しでも遅れるとまずいので交通情報まで調べてしまったが、よほどの事故がなければこの時間は成田まですっ飛ばして1時間足らずで着いてしまう。
20:35、成田空港第二ターミナル着。私の読みは当たり一時間かからなかった。カタール航空(以下QR)は第二ターミナル使用なので注意。
今回の旅の同行者、母となんとか合流してチェックインへ。オンラインチェックインを済ませておいたのだが、国際線なのでカウンターへの立ち寄りは必須らしい。
JALの係員に無事チェックインしていただき、航空券ゲット。オンラインチェックイン時にEチケをプリントアウトするのだが、ここで回収される。ちなみに、ドーハからベルリン行きのフライトでは、オンラインではブロックされていた(?)窓側席もリクエストでき、無事私は窓側席にアサイン。
ゲートは83番、サテライト側なので遠い遠い。タイ・エアアジアと同じ扱いかい?w
無事83番が見つかり、ここで待機。この時点で既に出発が早まることが決定しており、22:00発に。この便は頻繁に出発が早まるそうなので、なおのこと早めに空港についておきたい(人のこと言えない・・)。
表示は元の時間のままだが早めに搭乗開始。長距離線は久々なので胸躍る瞬間。
はい、ボンビーなんでエコ席へ参ります。
こちらはビジネス席。なんでもSKYTRAX社のランキングでは世界No.1のビジネスクラスなんだとか(http://www.worldairlineawards.com/Awards/best_business_class_airlines.html)。ちなみにエコ席もアシアナに次ぐ2位だそうな。
初っ端から暗い機内なんで、ボケボケでスミマセン。
さすがエコノミーでもLCCとは全然違う質感。このワインレッドカラーも個人的には好き。
成田ードーハ線の機材はBoeing 777-200LRで、電源はあるものの機内Wi-Fiはなし。羽田線のDreamlinerには搭載している。
この日の席は15Kとかなり前方。前方のほうが機内食を選べる確率が上がって良いんですw(後方部に座ると希望のメニューが品切れになる可能性あり)
座席には既にアメニティが用意されており、早速開封。アイマスク、歯ブラシ、耳栓、靴下、とエコにしては上等かと。シンガポール航空(SQ)の長距離線とほぼ内容は同じかな? トルコ航空(TK)だと更にスリッパまで付いてくる。
このフライトで一番印象に残っているのはこの部分。なんとアームレストにUSB給電がついており、これは初めて見たタイプ。座席下に通常のコンセントも設置されているが、なぜかフライト中一度も通電せず・・・。ちなみにUSBの電圧はさほど高くないタイプと思われるので、タブレット充電には不向き。
フライト前にお絞りも配布される。お絞りは最近は長距離線だとどこのエアラインでも出て来るのだろうか?
と、ここで機長からのアナウンス、中国からの航空管制によりフライトが30分遅れると。結局出発は定刻10分遅れの22:30に。
夜中なんで飛び立つとほとんど灯りも見えなくなる。しばしさらば日本。
いよいよイン・フライトミールのメニューが配られる。このメニューの配布も、長距離線では当たり前になってきたような?
この日はメインが洋食2種類、和食1種類、合計3種類から選択可能。私は魚貝類が苦手なので和食の「牛肉の醤油煮込み」を選択。
ドリンクは主要なものは一通り揃っていて、中東系ながらアルコールもバンバン飲める。さすがに泡はないw
前方なのでさっさと食事が配られる。空腹なせいか余計美味しそうだ。でも、メニューには蕎麦と書いてあるのに、うどんらしきものが出てきたが?w
はい、エコ席なのに2種類(ジントニと赤)もドリンクを頼むセコい男はこの私です。いえ、機内食は余りがあればおかわりも可能なので、飲み物も無理のない範囲でいただいて構わないはず。ちなみに、QRのキャビンの接客はかなりさっぱりしており、日本人乗務員でも日系では考えられないようなこざっぱりとした対応をされる。別の中華系の年若そうなCAさんは爽やかな笑顔でサービス満点だったのだが。
母は洋食の「焼き鱈」を注文。
お味は、さすが世界トップ10に入る航空会社だけあって私は文句なしでした。
QRのエンタメシステムもなんとも特徴的で、特にフライトマップは描写やデザインが秀逸。日本線は日本語表示も選べる。
食事後はコーヒーもしくは紅茶のサービスがある。これも私のようなカフェイン依存症には欠かせませんw
食べて飲んで寝て、そろそろ(まだ!)半分来た頃に目が覚める。上海~中国内陸を通り、バングラデシュのチッタゴン付近を通過中。
ドーハまで残り2時間半ほど、インド上空で朝食が配られる。私は迷わずオムレツを選択、朝食には多過ぎるくらいの内容。
エコ席の機内食なのに、プラスチックではなくちゃんと金属の食器で出てくるというところが良いじゃないですか。
そろそろアラビア半島に差し掛かり、残り1時間ほどでドーハに。寝れさえすれば長距離線も意外とあっという間に時間が経ってしまう。
いよいよドーハに接近。ドーハは午前3時過ぎの真夜中。
無事着陸!
ちなみにこの日は沖止めで、バスでターミナルへ向かう。(写真は失念しました^^;)
簡単なトランジット検査を終え、ハマド国際空港に突入。
このハマド国際空港、2014年開業だけあって中はピカピカ、設備や商業施設もドバイや仁川に引けを取らないという印象。
ここでトランジットツアーの受付までしばし休憩。
初のQR利用だったが、食事は美味だし定刻通りの到着で、期待通りのフライトだった。唯一の不満は電源が終始使えなかったことだが、CAさんによると飛行状況により使えないときがあるのだとか。いやいや、フライト中ずっと通電しなかったのだが・・・この点は改善願いたいところ。
何はともあれ、ドーハを拠点に欧州や中東を中心に多数の便を飛ばしているカタール、高品質でお安めなのでおすすめです。