ヒルトン深圳福田・宿泊記(@エグゼクティブフロア)/Hilton Shenzhen Futian Executive Floor
今回は日本人ファンも多いヒルトン、深センの福田のホテルを先日利用したので取り上げたい。
ホテルが広くて宿泊費がお安めの中国本土、深センもご多分に漏れず、香港から少し移動するだけで宿泊費が半分程度に収まってしまう。深センでの宿は、日本では未展開のHyattブランドのHyatt Place Shenzhen Dongmen、ボーナスポイントプラン設定ありのクラウンプラザ・ランドマーク深センとも迷ったが、宿泊費がほとんど変わらずTierのおかげでラウンジアクセスが付くかもしれないということでこちらのヒルトンに決定。ちなみにこの日は一泊最低RMB700程度、Gold Tierのおかげでラウンジアクセスと朝食付きに。
ホテルのラウンジ担当者から宿泊前日にメールが届く。と、何故か、私はGold保有なのにDiamondと認識されているらしく、ラウンジ利用のベネフィットがずらりと書かれている。
単なる手違いなのだろうが、いざチェックイン時にGoldとわかり部屋がダウングレードされてしまったらどうしようか、と余計な心配をしてしまう。しかもこのホテル、開業間もないからかアプリ経由のデジタルチェックインができず、当日有人チェックインしないとどの部屋かもアップグレード状態もわからないようになっている。
何はともあれ、当日は広州東駅から深セン駅に到着。深センには深セン北駅と深セン駅の2つの大きな駅があり、こちらは香港との国境にもほど近く、香港MRTと深センメトロと接続されている。それにしてもデカい建物だ。
深セン駅からは、メトロ1号線のLuohuからGrand Theatreまで行き2号線に乗り換え、ホテル最寄りはGangxia North、30分弱である。これで3元(≒45円)で済むのが中国地下鉄のすごいところ。
(Shenzhen Metro(英語版): http://www.szmc.net/page/en/index.html)
昨年オープンしたてのホテルだが、駅の出口案内にはきちんと書かれている。出口Aが最寄り。
出口Aを出ると、周囲はモダンでピカピカの高層ビルと、その裏に古い公共住宅のような建物が広がるエリアとなっている。3つある高層ビルのうちの真ん中がヒルトンで、すぐ見つかると思う。
最寄りの出口Aからは目の前なのだが、広~い片側3車線の道路を地下道を通り渡らなければならず、国土が広いぶん移動がいちいち疲れるのが中国の特徴。やっとロビーに入り、今回はエグゼフロアがアサインされているはずなので、フロントは通らずラウンジに直行してみることに。でもよく考えたらエレベーターのセキュリティがあるので無理か?と思っていたらちょうど従業員が通りかかり、エレベーターを動かしてくれた。
エグゼクティブ・ラウンジ、中国語では「行政酒廊」。素敵な響きだ。
デスクでのチェックインに快く応じてくれ、部屋も用意できているとのこと。ラウンジのスタッフは英語が比較的堪能なようで、コミュニケーションもえらくスムーズに進む。
すぐにラウンジで休みたいところだが、まずは部屋に荷物を置きに。真新しいくも薄暗めのチャイニーズモダンの内装が素晴らしい。
部屋は15階をアサインされる。Deluxeにアップしました、と説明されたがエグゼフロアではなかったのか?この点は不明。
ドアを開けるなり、小さな廊下があるではないか。この造りはコンラッド・バンコク以来で、部屋が広い証左。内装も清潔だし、スタッフは英語通じるし、このホテルは当たりの予感。
ベッドはキングタイプ、枕も横長のタイプで一人には十分過ぎる大きさだ。ベッドサイドのランプが特徴的で、なんとも言えない良い雰囲気を作り出している。
廊下の正体はこの広いバスルーム。シャワーは独立、バスタブも巨漢の人が入っても余りそうな大きさで、さすが中国本土のホテルはハードがデカい。
シャワーはレインシャワーも完備、好きな人は好きですよねこれ。
バスアメニティはヒルトン共通のPeter Roth、その他コンプリメンタリーウォーターや拡大鏡なども一通り揃っている。シャンプーとコンディショナー、1つずつだが一人利用ならOKかな。
ソファーや書斎も完備され、新装ホテルだけあってハードは申し分ない。
上級会員用?のウェルカムフルーツや、珍しいところでは中国茶が用意されている。
ミニバーの内容は寂しいがラウンジがあるので問題なし。あれですね、Intimacy Kitもちゃんとあります。
中国茶とお茶用ポットがあるのは珍しいので寝る前にいただいた。
廊下に上手く溶け込んだクローゼット。バスローブはバスルーム内にある。
書斎には、エグゼフロア宿泊者の特典内容のお手紙が置かれている。
<ヒルトン深セン福田・エグゼクティブフロア特典>
・ラウンジ利用(6:30-23:00)
朝食 6:30-10:00(週末10:30)
アフタヌーンティー 14:30-17:00
イブニングカクテル 17:30-19:30
・シャツ2枚orスーツ1枚のフリープレス
・ラウンジ内フリーWifi
・エクスプレスC/I%C/O
特に目立った内容はないがこれだけあれば十分かと。
部屋の観察を終え、やっとこさラウンジに舞い戻る。ここのラウンジ、とにかくハードが素晴らしく今まで私が行ったなかではベストのヒルトンラウンジかもしれない。が、こんなに良い設備でイブニングタイムだというのに利用者が少な過ぎでは? 奥の席はほどんど空席で、手前も半分程度が埋まるくらい。非常に勿体無い。
早速泡と軽くおつまみで一杯。泡がほとんど抜けちゃってるんだがw、今日はホテルから外出しないで楽しもうと決める。
料理を一回りしてもう一皿。カクテルタイムのおつまみは、軽めの中華とケーキが主かな。酒類は一通りメインどころは揃っている。このラウンジ、ハードは素晴らしいが料理の数は少なめといったところだが、それもそのはず、お客が少なさ過ぎてなかなか充実させられないのかもしれない。実に勿体無い。
ラウンジの窓からはこのような景色となっている(生憎の小雨)。深センの新しいCBDだけあって真向かいの高層ビルが神々しく派手なネオンの光を出しているが、人通りが少なさ過ぎてどこか虚しい。
部屋に戻りコーヒーで酔を覚ました後は、ホテルの外に出てみることに。深センの新しいビル街とは行っても、昼間も夜も人が少なくてなんだか地方都市に来てしまったかのような感覚だ。おそらく深センで一番賑わっているのはシャングリラやフォーシーズンズがある福田なのだろうが、ここのホテルもせっかくハードは良いのだからもっとプロモーションをかけるべきでは。
ロビーの質感もインタコくらいと同等だと思う。ヒルトンは中国語で「希尓頓」。
お待ちかねの朝食は2階のレストランMIS.Uにて。意外と朝食会場は混雑。レストラン入り口は何故か撮影禁止だそうで、撮ろうとしたらスタッフに何やら中国語で注意されたw
さっそく料理にありつくと、味はさすがヒルトン、超美味というわけではないがなかなかのお味。脂っ濃すぎることもないし、和洋中種類はこれでもかというくらい豊富。ラウンジにも行くので食べ過ぎれないのが残念w
こんなにパンが置かれているのは初めて見たかも。
さすが中国本土だけあって中華はバラエティ豊か。排骨やら焼きそばやら酢豚、炒飯、一通り中華のメインどころは揃えたという感じ。
その他イタリアンやサラダ類、チーズ、フルーツ、寿司やらとにかく種類は多いので連泊しないと到底食べきれないほどの充実っぷり。
ざわついた朝食会場をあとにし、20Fのラウンジに戻るとほんの数人の上品な中国人客がいるのみ。この日がたまたま少ないのか、それとも新しいホテルでまだあまり認知されていないのか何なのか・・。
ここではオムレツを頼んだところちゃんと作ってもらえた。軽く朝のコーヒーもいただき、早々に部屋に戻り荷造りせねば。
ラウンジからの眺め、日中はこのような感じに。新旧ビルが入り混じっている。
ちなみにラウンジと反対側の景色はこのようになっていて、一気に香港の下町のような雰囲気に様変わりw
本当はもっとまったり滞在したかったが、そそくさとホテルを出ねばならない時間に。12時のマカオ行きフェリーに乗るところ既に10時過ぎ。チェックアウトもラウンジでスムーズに済ませ、駆け足でホテルをあとにした。
全体としては、ここのヒルトンは数あるヒルトンのなかでも優秀なホテルと言えると感じる。ハード良し、サービス良し、立地良し、価格良し。もう一度深センかあるいは香港に行った時にでも、足を伸ばしてリピートしても良いかなと思えるレベル。それだけにあのラウンジの閑散っぷりは非常に勿体無かった。まだ新しいホテルなのであまり知られていないのかもしれないが、隠れた当たりホテルだと思う。もっと積極的に売り出して、レートはそのままでw繁盛してくれることを願う。
ちなみに、2016年12月末には新しくバーと中華レストランがオープンになるのだとか。
【ヒルトン深圳福田/Hilton Shenzhen Futian】
ホテルが広くて宿泊費がお安めの中国本土、深センもご多分に漏れず、香港から少し移動するだけで宿泊費が半分程度に収まってしまう。深センでの宿は、日本では未展開のHyattブランドのHyatt Place Shenzhen Dongmen、ボーナスポイントプラン設定ありのクラウンプラザ・ランドマーク深センとも迷ったが、宿泊費がほとんど変わらずTierのおかげでラウンジアクセスが付くかもしれないということでこちらのヒルトンに決定。ちなみにこの日は一泊最低RMB700程度、Gold Tierのおかげでラウンジアクセスと朝食付きに。
ホテルのラウンジ担当者から宿泊前日にメールが届く。と、何故か、私はGold保有なのにDiamondと認識されているらしく、ラウンジ利用のベネフィットがずらりと書かれている。
単なる手違いなのだろうが、いざチェックイン時にGoldとわかり部屋がダウングレードされてしまったらどうしようか、と余計な心配をしてしまう。しかもこのホテル、開業間もないからかアプリ経由のデジタルチェックインができず、当日有人チェックインしないとどの部屋かもアップグレード状態もわからないようになっている。
何はともあれ、当日は広州東駅から深セン駅に到着。深センには深セン北駅と深セン駅の2つの大きな駅があり、こちらは香港との国境にもほど近く、香港MRTと深センメトロと接続されている。それにしてもデカい建物だ。
深セン駅からは、メトロ1号線のLuohuからGrand Theatreまで行き2号線に乗り換え、ホテル最寄りはGangxia North、30分弱である。これで3元(≒45円)で済むのが中国地下鉄のすごいところ。
(Shenzhen Metro(英語版): http://www.szmc.net/page/en/index.html)
昨年オープンしたてのホテルだが、駅の出口案内にはきちんと書かれている。出口Aが最寄り。
出口Aを出ると、周囲はモダンでピカピカの高層ビルと、その裏に古い公共住宅のような建物が広がるエリアとなっている。3つある高層ビルのうちの真ん中がヒルトンで、すぐ見つかると思う。
最寄りの出口Aからは目の前なのだが、広~い片側3車線の道路を地下道を通り渡らなければならず、国土が広いぶん移動がいちいち疲れるのが中国の特徴。やっとロビーに入り、今回はエグゼフロアがアサインされているはずなので、フロントは通らずラウンジに直行してみることに。でもよく考えたらエレベーターのセキュリティがあるので無理か?と思っていたらちょうど従業員が通りかかり、エレベーターを動かしてくれた。
エグゼクティブ・ラウンジ、中国語では「行政酒廊」。素敵な響きだ。
デスクでのチェックインに快く応じてくれ、部屋も用意できているとのこと。ラウンジのスタッフは英語が比較的堪能なようで、コミュニケーションもえらくスムーズに進む。
すぐにラウンジで休みたいところだが、まずは部屋に荷物を置きに。真新しいくも薄暗めのチャイニーズモダンの内装が素晴らしい。
部屋は15階をアサインされる。Deluxeにアップしました、と説明されたがエグゼフロアではなかったのか?この点は不明。
ドアを開けるなり、小さな廊下があるではないか。この造りはコンラッド・バンコク以来で、部屋が広い証左。内装も清潔だし、スタッフは英語通じるし、このホテルは当たりの予感。
ベッドはキングタイプ、枕も横長のタイプで一人には十分過ぎる大きさだ。ベッドサイドのランプが特徴的で、なんとも言えない良い雰囲気を作り出している。
廊下の正体はこの広いバスルーム。シャワーは独立、バスタブも巨漢の人が入っても余りそうな大きさで、さすが中国本土のホテルはハードがデカい。
シャワーはレインシャワーも完備、好きな人は好きですよねこれ。
バスアメニティはヒルトン共通のPeter Roth、その他コンプリメンタリーウォーターや拡大鏡なども一通り揃っている。シャンプーとコンディショナー、1つずつだが一人利用ならOKかな。
ソファーや書斎も完備され、新装ホテルだけあってハードは申し分ない。
上級会員用?のウェルカムフルーツや、珍しいところでは中国茶が用意されている。
ミニバーの内容は寂しいがラウンジがあるので問題なし。あれですね、Intimacy Kitもちゃんとあります。
中国茶とお茶用ポットがあるのは珍しいので寝る前にいただいた。
廊下に上手く溶け込んだクローゼット。バスローブはバスルーム内にある。
書斎には、エグゼフロア宿泊者の特典内容のお手紙が置かれている。
<ヒルトン深セン福田・エグゼクティブフロア特典>
・ラウンジ利用(6:30-23:00)
朝食 6:30-10:00(週末10:30)
アフタヌーンティー 14:30-17:00
イブニングカクテル 17:30-19:30
・シャツ2枚orスーツ1枚のフリープレス
・ラウンジ内フリーWifi
・エクスプレスC/I%C/O
特に目立った内容はないがこれだけあれば十分かと。
部屋の観察を終え、やっとこさラウンジに舞い戻る。ここのラウンジ、とにかくハードが素晴らしく今まで私が行ったなかではベストのヒルトンラウンジかもしれない。が、こんなに良い設備でイブニングタイムだというのに利用者が少な過ぎでは? 奥の席はほどんど空席で、手前も半分程度が埋まるくらい。非常に勿体無い。
早速泡と軽くおつまみで一杯。泡がほとんど抜けちゃってるんだがw、今日はホテルから外出しないで楽しもうと決める。
料理を一回りしてもう一皿。カクテルタイムのおつまみは、軽めの中華とケーキが主かな。酒類は一通りメインどころは揃っている。このラウンジ、ハードは素晴らしいが料理の数は少なめといったところだが、それもそのはず、お客が少なさ過ぎてなかなか充実させられないのかもしれない。実に勿体無い。
ラウンジの窓からはこのような景色となっている(生憎の小雨)。深センの新しいCBDだけあって真向かいの高層ビルが神々しく派手なネオンの光を出しているが、人通りが少なさ過ぎてどこか虚しい。
部屋に戻りコーヒーで酔を覚ました後は、ホテルの外に出てみることに。深センの新しいビル街とは行っても、昼間も夜も人が少なくてなんだか地方都市に来てしまったかのような感覚だ。おそらく深センで一番賑わっているのはシャングリラやフォーシーズンズがある福田なのだろうが、ここのホテルもせっかくハードは良いのだからもっとプロモーションをかけるべきでは。
ロビーの質感もインタコくらいと同等だと思う。ヒルトンは中国語で「希尓頓」。
お待ちかねの朝食は2階のレストランMIS.Uにて。意外と朝食会場は混雑。レストラン入り口は何故か撮影禁止だそうで、撮ろうとしたらスタッフに何やら中国語で注意されたw
さっそく料理にありつくと、味はさすがヒルトン、超美味というわけではないがなかなかのお味。脂っ濃すぎることもないし、和洋中種類はこれでもかというくらい豊富。ラウンジにも行くので食べ過ぎれないのが残念w
こんなにパンが置かれているのは初めて見たかも。
さすが中国本土だけあって中華はバラエティ豊か。排骨やら焼きそばやら酢豚、炒飯、一通り中華のメインどころは揃えたという感じ。
その他イタリアンやサラダ類、チーズ、フルーツ、寿司やらとにかく種類は多いので連泊しないと到底食べきれないほどの充実っぷり。
ざわついた朝食会場をあとにし、20Fのラウンジに戻るとほんの数人の上品な中国人客がいるのみ。この日がたまたま少ないのか、それとも新しいホテルでまだあまり認知されていないのか何なのか・・。
ここではオムレツを頼んだところちゃんと作ってもらえた。軽く朝のコーヒーもいただき、早々に部屋に戻り荷造りせねば。
ラウンジからの眺め、日中はこのような感じに。新旧ビルが入り混じっている。
ちなみにラウンジと反対側の景色はこのようになっていて、一気に香港の下町のような雰囲気に様変わりw
本当はもっとまったり滞在したかったが、そそくさとホテルを出ねばならない時間に。12時のマカオ行きフェリーに乗るところ既に10時過ぎ。チェックアウトもラウンジでスムーズに済ませ、駆け足でホテルをあとにした。
全体としては、ここのヒルトンは数あるヒルトンのなかでも優秀なホテルと言えると感じる。ハード良し、サービス良し、立地良し、価格良し。もう一度深センかあるいは香港に行った時にでも、足を伸ばしてリピートしても良いかなと思えるレベル。それだけにあのラウンジの閑散っぷりは非常に勿体無かった。まだ新しいホテルなのであまり知られていないのかもしれないが、隠れた当たりホテルだと思う。もっと積極的に売り出して、レートはそのままでw繁盛してくれることを願う。
ちなみに、2016年12月末には新しくバーと中華レストランがオープンになるのだとか。
【ヒルトン深圳福田/Hilton Shenzhen Futian】